アナプルナ
アナプルナ | |||||||||
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ヘレナ・スプリングフィールドLtdの勝負服 | |||||||||
欧字表記 | Anapurna[1] | ||||||||
品種 | サラブレッド | ||||||||
性別 | 牝 | ||||||||
毛色 | 鹿毛 | ||||||||
生誕 | 2016年3月31日(8歳) | ||||||||
父 | Frankel | ||||||||
母 | Dash To The Top | ||||||||
母の父 | Montjeu | ||||||||
生国 | イギリス | ||||||||
生産者 | Meon Valley Stud[1] | ||||||||
馬主 | Helena Springfield Ltd[1] | ||||||||
調教師 | ジョン・ゴスデン( イギリス)[1] | ||||||||
競走成績 | |||||||||
生涯成績 | 7戦4勝 | ||||||||
獲得賞金 | £478,596[1] | ||||||||
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アナプルナ(Anapurna[1])は、イギリスの競走馬。主な勝ち鞍は2019年の英オークス(G1)、ロワイヤリュー賞(G1)。フランケル産駒初の英国クラシック競走の勝ち馬である[2][注 1]。
戦績
2016年3月31日に誕生。父フランケルにとっては3世代目の産駒となる[4]。
名門ジョン・ゴスデン厩舎に入厩。2018年の年末にウルヴァーハンプトン競馬場のオールウェザー競走でデビューしたが、初戦は大きく離された9着に終わる。しかし、年が明けて2019年1月の未勝利戦では一変し、2着に5馬身差をつけて初勝利を挙げた[1]。
休養を挟んで、ランフランコ・デットーリとのコンビでリステッド競走のオークストライアルステークスに出走。初の芝レースでありながら、6馬身差を付ける圧勝で2連勝とした。この勝利により、英オークスの有力馬の一角に急浮上する[5]。もう1つのトライアルであるチェスターオークスもゴスデン厩舎のメダーイー(Mehdaayih)が制し、本番でも1番人気に推されることになるが、デットーリはメダーイーへの騎乗経験が無かったため、陣営の判断で本番も引き続きアナプルナに騎乗することになった[2]。
4番人気で挑んだ英オークスでは、エイダン・オブライエン厩舎が送り出したライアン・ムーア騎乗の2番人気ピンクドッグウッド(Pink Dogwood)が直線で大外から一旦は抜け出したところを、残り1ハロンで内から伸びて叩き合いに持ち込み、クビ差競り勝って優勝。父フランケルに初の英国クラシックの栄冠をもたらした[2][6]。
秋の始動戦ヴェルメイユ賞ではデットーリが同厩舎の愛オークス馬スターキャッチャーに騎乗するため、オイシン・マーフィーに乗り替わった。人気はスターキャッチャーに次ぐ2番人気であったが、直線で伸びを欠き、9頭立ての7着に沈んだ[7]。叩き2戦目はこの年からG1に昇格したロワイヤリュー賞に出走し、G1・2勝目を挙げた。鞍上のデットーリはゴドルフィンの主戦時代の2001年に記録したG1・16勝を上回る自己最多の年間G1・17勝目となった[8]。この後、10月19日のブリティッシュ・チャンピオンズ・フィリーズ&メアズステークスに出走するも11着と惨敗しこの一戦を最後に現役を引退した。
競走成績
以下の内容は、Racing Post[1]の情報に基づく。
出走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 | 着順 | 騎手 | 着差 | 1着(2着)馬 |
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2018.12.17 | ウルヴァーハンプトン | ナヴィスステークス | AW8.5f | 9着 | D.プロバート | 17馬身 | Noble Lineage | |
2019. 1.30 | リングフィールド | 未勝利 | AW10f | 1着 | K.オニール | 5馬身 | (Dawn Crusade) | |
5.11 | リングフィールド | オークストライアルステークス | L | 芝11.5f | 1着 | L.デットーリ | 6馬身 | (Tauteke) |
5.31 | エプソム | 英オークス | G1 | 芝12f | 1着 | L.デットーリ | クビ | (Pink Dogwood) |
9.15 | パリロンシャン | ヴェルメイユ賞 | G1 | 芝12f | 7着 | O.マーフィー | 5馬身3/4 | Star Catcher |
10. 5 | パリロンシャン | ロワイヤリュー賞 | G1 | 芝14f | 1着 | L.デットーリ | 1馬身1/4 | (Delphinia) |
- 競走成績は2019年10月5日現在
血統表
アナプルナの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サドラーズウェルズ系 | [§ 2] | ||
父 Frankel 2008 鹿毛 | 父の父 Galileo1998 鹿毛 | Sadler's Wells | Northern Dancer | |
Fairy Bridge | ||||
Urban Sea | Miswaki | |||
Allegretta | ||||
父の母 Kind2001 鹿毛 | *Danehill | Danzig | ||
Razyana | ||||
Rainbow Lake | Rainbow Quest | |||
Rockfest | ||||
母 Dash To The Top 2002 鹿毛 | Montjeu 1996 鹿毛 | Sadler's Wells | Northern Dancer | |
Fairy Bridge | ||||
Preach | Top Ville | |||
Toute Cy | ||||
母の母 Millennium Dash1997 栗毛 | Nashwan | Blushing Groom | ||
Height of Fashion | ||||
Milligram | Mill Reef | |||
One in a Million | ||||
母系(F-No.) | 16号族(FN:16-h) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Sadler's Wells3×3=25.00%、Northern Dancer4×5×4=15.63%、Blushing Groom5×5=6.25% | [§ 4] | ||
出典 |
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- 母ダッシュトゥザトップは現役時代にリステッド競走を含む2勝。ヨークシャーオークスで2着、フィリーズマイルで3着の戦績を残している[9]。
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e f g h “Anapurna”. Racing post. 2019年9月25日閲覧。
- ^ a b c “Frankel Gets First British Classic Winner With Anapurna In Investec Oaks”. Paulick Report (2019年5月31日). 2019年9月25日閲覧。
- ^ “Frankel Conformation”. Juddmonte Farm Stallion. 2019年9月25日閲覧。
- ^ Martin Stevens (2019年9月26日). “A first for Frankel and the marvel of Meon Valley: Anapurna's breeding in focus”. Racing Post. 2019年9月26日閲覧。
- ^ Tom Frary (2019年5月11日). “Anapurna Another Exciting Frankel and Gosden Prospect For the Oaks”. Thoroughbred Daily News. 2019年9月25日閲覧。
- ^ “Full Result 4.30 Epsom 31 May 2019”. Racing Post. 2019年9月25日閲覧。
- ^ “Full Result 2.50 Longchamp (FR) 15 September 2019”. Racing Post. 2019年9月25日閲覧。
- ^ Lee Mottershead (2019年10月5日). “Frankie Dettori secures personal-best Group 1 record with Anapurna Arc aperitif”. Racing Post. 2019年10月6日閲覧。
- ^ “DASH TO THE TOP”. Meon Valley Stud. 2019年9月25日閲覧。
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、Racing Post
- アナプルナのページへのリンク