B型肝炎ワクチン
【概要】 感染力をもたないB型肝炎ウイルスの一部分を培養細胞に作らせて、ワクチンとして接種すると、感染防御のHBs抗体ができる。商品名はビームゲン(化血研-藤沢)、沈降B型肝炎ワクチン「明乳」(明治乳業)、ヘプタバックス-Ⅱなど。
【詳しく】 B型肝炎の予防には、0.5mLずつを4週間隔で2回、更に20~24週を経過した後に1回0.5mL皮下注・筋注する。HBVキャリアの母親から生まれた新生児の予防には、0.25mLを1回、生後2~3カ月に皮下注する。汚染事故後の肝炎発病予防には、0.5mLを1回、事故発生7日以内に皮下・筋注する。医療従事者の採用時にはHBVの検査を行い、適応があるものには病院の負担でワクチンを接種する。保険適用は血友病患者に限られ、性行為などB型肝炎の予防では自費となる。HIV感染者では、初診時にB型肝炎の罹患状況(HBs抗原、HBs抗体、HBc抗体)を必ず調べ、必要な場合はワクチン接種が勧められる。
B型肝炎ワクチン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/27 14:43 UTC 版)
B型肝炎ワクチン(Bがたかんえんワクチン)とは、B型肝炎を予防するワクチンである[1]。HBワクチンともいう[2]。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “Hepatitis B vaccines WHO position paper”. Weekly epidemiological record 40 (84): 405–420. (2 Oct 2009). オリジナルの2015-12-02時点におけるアーカイブ。 .
- ^ B型肝炎ワクチンについて知ろう! 一般社団法人 日本肝臓学会
- ^ Chen, W; Gluud, C (19 October 2005). “Vaccines for preventing hepatitis B in health-care workers.”. The Cochrane Database of Systematic Reviews (4): CD000100. doi:10.1002/14651858.CD000100.pub3. PMID 16235273.
- ^ B型肝炎ワクチン KNOW VPD!
- ^ Moticka, Edward. A Historical Perspective on Evidence-Based Immunology. p. 336. ISBN 9780123983756
- ^ “WHO Model List of Essential Medicines (19th List)”. World Health Organization (2015年4月). 2016年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年12月8日閲覧。
- ^ “Vaccine, Hepatitis B”. International Drug Price Indicator Guide. 2015年12月6日閲覧。[リンク切れ]
- ^ Hamilton, Richart (2015). Tarascon Pocket Pharmacopoeia 2015 Deluxe Lab-Coat Edition. Jones & Bartlett Learning. p. 314. ISBN 9781284057560
- 1 B型肝炎ワクチンとは
- 2 B型肝炎ワクチンの概要
- 3 関連項目
B型肝炎ワクチンと同じ種類の言葉
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