Dodaとは? わかりやすく解説

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デューダ

(Doda から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/07 05:25 UTC 版)

dodaデューダ)は、パーソルキャリアが運営する大手転職情報サイトおよび転職に関連したサービスを展開するブランドである。パーソルキャリアの前身である学生援護会が発行した転職情報誌を起源としている。前身も含め後述する。

概要

リクナビNEXTや社会人転職情報en同様に、応募者が求人広告へ直接応募して求人者の人事担当と直接対応する従来型の転職仲介サービスである。キャリアコンサルタントが応募者と人事担当者を仲介して転職相談や非公開を含む求人紹介を行う転職支援型も利用可能で、他社サービスと差別化している。就活サイトは逆求人型のダイレクトリクルーティングサービスで、リクナビやマイナビと差別化している。

沿革

「デューダ」は1989年に求人情報誌「週刊求人タイムス (Q-tai)」を刷新して創刊した。当初の誌名DÖDAはスウェーデン語で「殺害する、殺す、虐殺する、暗殺する」 などを意味し、のちにÖをOへ変更した。

創刊当初から積極的にテレビCMなどで知名度を広め、転職する意味の俗語「デューダする」など知られた。

雑誌媒体として学生援護会が編集・発行し、2006年7月にインテリジェンスは、学生援護会と合併して主体となる。情報誌の全国地域版デューダは順次休刊して最後に中部版を2009年5月に休刊した。

2010年10月にブランドスローガン「いい転職が、未来を変える。」を掲げ、ブランドカラーやロゴが刷新する。

本格展開していなかった新卒採用領域で2017年9月から、ベネッセホールディングス合弁会社のベネッセi-キャリアが「DODAキャンパス」を展開した[1]

2018年10月に、ブランドスローガンを「はたらく今日が、いい日に。」、派生サービスを含めたブランドロゴを大文字表記「DODA」から小文字表記「doda」、ブランドカラーを紺色から明るい青色の「doda blue」、末尾の「a」に「気づき」を表す「Wake Symbol」を付記、それぞれ改めた[2]

2022年10月にハイクラス向け転職サービス「iX(アイエックス)」を「doda X(デューダエックス)」へ改めて「doda」のサブブランドとした[3]

コマーシャル

テレビCMは雑誌創刊直後から数年間イッセー尾形大地康雄がさまざまなシチュエーションで繰り広げるコント仕立てのものが放送され、のちに細川俊之沢田研二尾美としのりと変遷し、萩本欽一坂上二郎の「コント55号」が往年の舞台コントを再現したバージョンは評判を呼んだ。楽曲は「一週間」や「草競馬」の替え歌を用いた。

週刊求人タイムスが1983年にCMで用いた「いとまきのうた」が話題を呼び、テレビ番組『8時だョ!全員集合』で志村けんがギャグのネタに用いた。1983年7月21日に日本コロムビアが、レコード「いとまきのうた」型番CK-692を、コロムビアゆりかご会から[4]斉藤誠(1976年8月8日生まれ[4]斎藤誠とは別人)をボーカルに起用し、A面「いとまきのうた」(歌:斉藤誠、コロムビアゆりかご会)、B面「げんこつやまのたぬきさん」(歌:かおりくみこ、コロムビアゆりかご会)で発売した。レコード発売にあたりコロムビアは「げんこつやまのたぬきさん」[注 1]で知られる香山美子小森昭宏へ補作を依頼し、新たな詞と曲を追加した[5]

2007年1月から新庄剛志をイメージキャラクターに起用し、"イッシンジョーの都合でデューダしました”とテレビCMや交通広告など大々的なプロモーションを展開した。

2011年11月からSUPER BUTTER DOGがリリースした最後のシングル楽曲である『サヨナラCOLOR』を使用したテレビCMを放送した。

2014年7月から綾野剛を起用してチャップリンマーティン・ルーサー・キング・ジュニアの肉声をのせたテレビCMを放送し、放送批評懇談会主催第52回ギャラクシー賞CM部門優秀賞、全日本シーエム放送連盟主催第55回ACC CM FESTIVALフィルム部門ACCブロンズ賞それぞれを受賞した。

2015年10月から綾野剛を起用し、岡本太郎の肉声をのせたテレビCMを放送した。

2016年10月から綾野剛を起用し、ビジネスマンの日々の仕事に対する葛藤をスポーツを置き換えて綾野剛が彼らをゴールへ導く存在として描いたテレビCM「君だけのゴール」篇を放送した。

パーソルキャリアへ社名変更を経て2017年7月から坂口健太郎清野菜名澤部佑を起用し、テレビCM「それぞれの転職」篇を放送した。

2018年10月から「DODA」から「doda」へ改名し、深田恭子が「大人の進路担当 デューダ子」を演じるテレビCM「デューダ子、登場」篇を放送した[6]

2020年11月12日に新ブランドメッセンジャーとして林遣都を起用し、ウェブサイトとYouTubeで動画「変えるなら、きっと今だ。」篇を公開した[7]

2022年10月17日にハイクラス人材サービス「doda X」の新CMに小栗旬野口聡一近藤麻理恵原晋を起用した[8]

脚注

注釈

  1. ^ 1973年にテレビ朝日の子供向け番組『とべとべパンポロリン』で放送された楽曲。わらべうたを原曲としている。

出典

  1. ^ 学生生活の “学びがいきる就活”実現を。成長支援型キャリアサービス『DODAキャンパス』2017年7月5日より学生の先行登録スタート!~パナソニック株式会社、ヤフー株式会社をはじめ、契約企業は3,300社以上~』(プレスリリース)パーソルキャリア株式会社、2017年7月5日https://www.persol-career.co.jp/pressroom/news/service/2017/20170705_01/2022年11月10日閲覧 
  2. ^ 転職サービス「DODA」が「doda」へリブランディング歴史上、最も“はたらくに迷う時代”到来!? “はたらく”や転職のわからないに応えるブランドへ一新』(プレスリリース)パーソルキャリア株式会社、2018年10月15日https://www.persol-career.co.jp/pressroom/news/service/2018/20181016_03/2018年11月7日閲覧 
  3. ^ パーソルキャリアのハイクラス向け転職ブランド 「iX(アイエックス)」が「doda X(デューダエックス)」に名称変更 ハイクラス人材の「キャリアオーナーシップ実現」を支援するブランドを目指す』(プレスリリース)パーソルキャリア株式会社、2022年10月3日https://www.persol-career.co.jp/pressroom/news/service/2022/20221003_01/2022年11月10日閲覧 
  4. ^ a b 朝日新聞』1983年8月5日付東京朝刊、13頁
  5. ^ 読売新聞』1983年8月8日付夕刊、2版7頁。
  6. ^ 転職サービス「DODA」がリブランディング 新CMキャラクターの思わず相談したくなる「大人の進路担当 デュ-ダ子」に深田 恭子さんを起用』(プレスリリース)パーソルキャリア、2018年10月16日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000128.000022215.html2018年11月1日閲覧 
  7. ^ 転職サービス「doda(デューダ)」新ブランドメッセンジャーに林遣都さんを起用 転職希望者の心情を描く新動画を dodaアドギャラリーにて公開!~11月23日(月)勤労感謝の日にあわせて、林遣都さんのインタビュー記事を追加公開予定~”. パーソルキャリア (2020年11月12日). 2020年11月12日閲覧。
  8. ^ パーソルキャリアのハイクラス転職サービス「doda X(デューダエックス)」の新ブランドメッセンジャーに小栗旬さんを起用 野口聡一さん、近藤麻理恵さん、原晋さんとともに、自らの意思で選択し、未来を選ぶことの大切さを新CMで伝えるPR TIMES・2022年10月17日掲載)

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