MITS社
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「モデル・ロケットリー」の記事における「MITS社」の解説
1969年7月、発行者のジョージ・フリンは、イースタン・ニューメキシコ大学(英語版)で開催された南西部モデルロケット・カンファレンスに出席した。そこで彼は、アルバカーキ・モデルロケット・クラブの上級顧問であるフォレスト・ミムズに会った。ミムズは、夜間打ち上げ時用のトランジスタ化された追跡灯や、赤外線発光ダイオード(LED)を使用したデータ通信機についてフリンに話した。そこでフリンは、その追跡灯についての記事の執筆をミムズに依頼し、1969年9月号に掲載された。 ミムズはニューメキシコ州アルバカーキのカートランド空軍基地の兵器研究所に所属し、エド・ロバーツと同僚だった。彼らは、追跡灯などのモデルロケット用の電子キットを販売する会社を設立することを決めた。ミムズ、ロバーツと他の2人の同僚は、1969年後半にMicro Instrumentation and Telemetry Systems(MITS)を設立した。MITS社の設立を発表するプレスリリースは、『モデル・ロケットリー』1969年12月号に掲載された。1975年1月、MITS社はパーソナルコンピュータ・Altair 8800を発売し、パーソナルコンピュータ革命が始まった。ビル・ゲイツとポール・アレンは1975年にAltair BASICを作成し、アルバカーキでマイクロソフトを立ち上げた。 ニューメキシコ自然史科学博物館(英語版)の「STARTUP: Albuquerque and the Personal Computer Revolution」(スタートアップ: アルバカーキとパーソナルコンピュータ革命)展では、数部の『モデル・ロケットリー』誌と追跡灯の試作品が展示された。ミムズは、MITS社の電卓・Model 816、Altair 8800、初期のMITS社関連の文書、モデルロケットのテレメトリーキットを国立アメリカ歴史博物館に寄贈した。
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