mobility
「mobility」とは、可動性・移動性・流動性のことを意味する英語表現である。
「mobility」とは・「mobility」の意味
「mobility」は、(物理的な)動きやすさや可動性、(社会階層や集団の)移動性や流動性のことを示す英語表現である。移り気や気まぐれの意味で使われることもある。また電場で荷電粒子が移動するとき、移動のしやすさを示す値である「移動度」を表現するときにも「mobility」が使われている。例えば「電子移動度」の場合には、「electron mobility」と表記する。医療用語としては、リハビリの分野で「mobility」は「関節の可動性」を意味していて、それに対する言葉となるのが「stability(関節の安定性)」である。さらに「医療MaaS(Mobility as a Service)」という言葉が注目を集めている。そもそも「MaaS」とは、移動に関わるサービスのことである。そして高齢化の加速や医療施設の不足などの問題を解決するために、医療機器を搭載した車両が移動することで、医者が現地に行かなくてもオンライン診療で適切に治療ができる環境が広まっている。
「mobility」の語源・由来
「mobility」は、「mobile(可動性の、動きやすい)」と接尾語の「-ity」が組み合わさった言葉である。接尾語の「-ity」は「性質・状態」を表す表現で、可動性のある性質や動きやすい状態という意味で「mobility」は使われている。また「mobile」における語源は、ラテン語の「mobilis(動かせる)」である。「mobility」を含む英熟語・英語表現
「Limited mobility」とは
「Limited mobility」は、直訳すると「限られた可動性、限られた移動性」である。移動が制限されているというイメージから、「運動制限」という意味で使われることがある。例えば「person with limited mobility(体の不自由な人)」や「woman with limited mobility(体の不自由な女性)」などの表現で使用できる。
「Mobilityクライアント」とは
「Mobilityクライアント」とは、ソフトウェアの一種である。安全にネットワークを使用できるように効果的な管理ができる環境を提供している。既存のネットワークセキュリティと統合することで、有線ネットワークの一元的なシステム管理機能をワイヤレス接続に広げられる。「Social mobility」とは
「Social mobility」とは、「社会的流動性」もしくは「社会移動」を意味していて、カタカナ英語で「ソーシャルモビリティ」と呼ばれることもある。人々は職業や所得、住んでいる地域などによってさまざまな社会階層に分けられて生活している。そして低所得者層に属する個人や家族が、中所得者以上の層に移行するような社会階層の変化のことを「社会移動性」や「ソーシャルモビリティ」と呼ぶ。一般的に低所得層から、高所得者層へ出世するのは難しいのが現状である。「ソーシャルモビリティ」指数が高い国は、生まれた階級から脱却しやすいので自由や平等な状態だと判断される。「mobility」を含むその他の用語の解説
「Mobility業界」とは
「Mobility業界」は、自動車メーカーや関連する企業を含めた自動車業界のことを示す用語である。自動車もIoT化が進んでおり、自動車メーカーだけではなく、自動運転などITに関する分野も自動車に関わることが増えているため、Mobility業界に該当する企業は時代の流れと共に変わってきている。
「Student mobility」とは
「Student mobility」とは、「学生移動」もしくは「学生のモビリティ」と訳せる。学生は1つの学校で学び続けるのではなく、海外の学校へと留学し勉強する機会が増えている。そのような学生が移動して勉強することを「Student mobility」と表現できる。また学生が留学して勉強するチャンスを得られるように、学校側や自治体などでさまざまな支援を行っている場合もある。
「mobility」の使い方・例文
「mobility」の使い方には、以下のような例文があげられる。・I think they lost the game because the team lacked mobility.(彼らが試合に負けたのはチームに流動性が欠けていたからだと思う)
・Solving the problem of mobility in vertical society is difficult.(縦社会の可動性における問題の解決は難しい)
・They researched social mobility and presented it in class.(彼らは社会的流動性について調べ授業で発表した)
・I applied to the company for a mobility allowance.(会社に交通手当の支給を申請した)
・This structure lacks in mobility.(この仕組みは流動性に欠ける)
移動度
モビリティ
物体に入力する力と、それによって発生する速度の比をとったもの。振動分野で扱われる伝達関数のひとつで、このほかには、力と変位の比をとったコンプライアンス、力と加速度の比をとったイナータンスなどがある。
参照 イナータンス、コンプライアンスモビリテイ
線形の、機械系のある点に作用する、力に対する同じ点または異なる点の力と同方向の、速度の比。力および速度は複素量である。モビリティは機械系の入力に対する振動応答の特性を示す量で、量が大きいと応答しやすいことを意味する。機械インピーダンスの逆数である。周波数によって変化し、極大値となる周波数から系の共振周波数を把握できる。力が作用する点と同じ点のモビリティを駆動点モビリティ、異なる点のモビリティを伝達モビリティと呼ぶ。エンジン、排気系、懸架系など振動源が車体に取り付けられる部位で、振動源の振動低減、車体側のモビリティの低減、双方の共振周波数の分散をはかることで、振動伝播低減がなされる。
反対語 機械インピーダンス参照 共振周波数、駆動点モビリティ
モビリティ
易動度
【英】: mobility
易動度とは孔隙{こうげき}中を移動するある流体の流れやすさを示す指標で、油層岩のその流体に対する有効浸透率と液体の粘度の比で表す。 水攻法あるいは EOR(増進回収法)においては、圧入流体とこれに掃攻される油の相対的な易動度(易動度比 mobility ratio)が掃攻率に大きく影響する。易動度比は、圧入流体(水攻法では圧入水)が浸入した部分における圧入流体の易動度と、圧入流体の浸入しない部分における油の易動度の比として定義される。易動度比が 1 より大きい場合には、押し出す水と押し出される油が不規則に混じり合ういわゆるフィンガリング現象を生じ、掃攻率が低下する。この対策として、高粘度のポリマー溶液などを用いた圧入流体の粘度を上げるモビリティ・コントロール(mobility control)がある。 |
モビリティー mobility
全体 ★☆☆☆ 60歳以上 ★☆☆☆
高齢者が安心して暮らせる居住環境を確保するとともに,福祉や介護を支える
- 意味をより明確に示した「移動利便性」「移動しやすさ」などの言い換え語を用いることもできる。物資や,人や金などの流動を容易にする手段や環境を指す場合は,「流動性」を用いることもできる。
- 高齢者や障害者が,苦労しないで街を歩けるように,スクーター等の機器を貸し出すシステムを指して,「ショップモビリティー」「タウンモビリティー」などの語が使われることがある。これらは「お出かけスクーター」など,分かりやすい表現を工夫するのが望ましい。
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