RIAAとは? わかりやすく解説

RIAA (リア) 【Record Industrial Association of America】

アメリカレコード工業会のことで、リアと呼ぶ。規格としてアナログレコード録音再生特性定めた RIAA カーブがある。

RIAA [Record Industry Association]


アメリカレコード協会

(RIAA から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/22 20:56 UTC 版)

アメリカレコード協会
Recording Industry Association of America
略称 RIAA
標語 We Are Music.
設立 1952年
目的 著作権許諾管理と録音技術の標準化
本部 アメリカ合衆国 ワシントンD.C.[1]
所在地 アメリカ合衆国
公用語 英語
会長 ミッチ・グレイジャー英語版
ウェブサイト http://riaa.com/
テンプレートを表示

アメリカレコード協会(アメリカレコードきょうかい、英語: Recording Industry Association of America、略称:RIAA)は、アメリカ合衆国レコード産業による業界団体である。多数のレコード・レーベル配給会社が加盟しており、アメリカ全体の流通量の85%を占めている[2]

レコード技術の標準化を目的に1952年に設立され[3]、1954年に米RCA社が開発したLP・EP用の録音・再生カーブであるNew OrthophonicをRIAAカーブとして規格化した[4]。その後も、ステレオレコード(45/45方式)、コンパクト・カセットDATコンパクト・ディスクなど音楽ソフトの技術標準の管理に大きな役割を持っている。アメリカ合衆国におけるライセンスロイヤルティの管理業務や、ゴールドディスク認定等を行なっている[5]

日本語での表記は「全米レコード協会」、「全米レコード工業会」「米レコード産業 協会」などもあるが、ここでは日本レコード協会が採用している表記を使用した[6]

濫訴行為

P2Pなどファイル共有プログラムを使い違法に著作権曲をダウンロードしている人物らに対して強引な法的手段に訴え、なかには無実の人間も含まれているために波紋を広げていた。2004年から2005年にかけ、障害を持つ寡婦とその娘に対して著作権法違反として訴訟を起こし、5000ドル(約60万円)を支払うことで和解に応じるとしたが被告に拒否される。その後もRIAAは具体的証拠を提示せず、裁判所はRIAAに対し、6万8685ドル23セント(当時約820万円相当)をその親子に支払うよう命じた。一連のP2P裁判裁判においてRIAAは初めての敗北を喫することとなった。

2008年末に厳しい訴訟に訴えるのをやめるとの声明を発表した[7]

関連項目

脚注

  1. ^ [1]
  2. ^ [2]
  3. ^ [3]
  4. ^ [4]
  5. ^ [5]
  6. ^ [6]
  7. ^ [7]

外部リンク



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「RIAA」の関連用語

1
RIAAカーブ デジタル大辞泉
100% |||||

2
アメリカレコード協会 デジタル大辞泉
100% |||||

3
米国レコード協会 デジタル大辞泉
78% |||||

4
米国レコード工業会 デジタル大辞泉
78% |||||

5
RIAA特性 デジタル大辞泉
50% |||||



8
リアー デジタル大辞泉
34% |||||

9
34% |||||


RIAAのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



RIAAのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
社団法人日本映像ソフト協会社団法人日本映像ソフト協会
Copyright © 2000-2024 Japan Video Software Association
音楽電子事業協会音楽電子事業協会
Copyright 2024 AMEI.OR.JP
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアメリカレコード協会 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS