SIMロック
別名:GSM SIMロック
【英】SIM Lock
SIMロックとは、SIMカード(Subscriber Identity Module Card)が搭載されている第三世代携帯電話を、他のキャリアのSIMカードでは利用できないように機能的制限をかけることである。
SIMカードは、複数の端末をひとつの所有者IDの元で扱う事を可能にするICカードのことである。SIMカードを差し替えれば、複数の携帯電話を同じ契約者扱いで利用することができる仕組みになっており、ヨーロッパの標準携帯電話方式であるGSM(Global System for Mobile Communications)で採用されているほか、日本のNTT DoCoMoのFOMAややVodafone端末にもSIMカードが搭載されている。ところが、販売戦略上端末を安値で提供する代わりに、ユーザの乗換えを防ぐためSIMカードをあえて端末を他のキャリアでは利用できないように設定していることも多い。FOMAならFOMAのSIMカード、VodafoneではVodafoneのUSIMカードを挿さないと使用できない仕組みとなっている。このような制限された状況が、SIMロックと呼ばれている。
なお、SIMロックがかかっていない状態はSIMフリーと呼ばれている。
参照リンク
What is a Subscriber Identity Module (SIM)?
SIMロック
SIMロック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/12/25 07:55 UTC 版)
3G回線においてはNTTドコモでSIMロックが掛かっている。ただし、SIMロック以外の制限は全く掛かっていない。また、NTTドコモの他データ通信サービスやNTTドコモ回線網を利用しているMVNOなど、推奨されているプラン以外の通信サービスは動作検証されていない為、保証外である。また、APN設定はサポート外であるものの変更可能である。
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SIMロック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 02:00 UTC 版)
キャリアを通じて販売されるiPhoneは、キャリアの方針によりSIMロックがかかっている場合とかかっていない場合がある。SIMロックがかかっているiPhoneは特定のキャリアが発行するSIMカードのみ利用できる。SIMロックを解除すれば、GSM・UMTS (W-CDMA)、LTE・第4世代移動通信システムを採用している携帯電話事業者で使用できる。
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SIMロック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 07:53 UTC 版)
「iPhone#日本」も参照 2010年1月での製品発表では、セルラーモデルにおいてはSIMロックがかかっていない、SIMフリー端末として発売するとしており、日本国外では実際にSIMフリー端末で発売されている。そのため、海外で購入したiPadを日本国内で使用することは可能である。ただし、電波法の関係により、iOS 4.2のアップデートでソフトウェア画面上に技適マークを表示可能なことが条件である。 日本ではiPhoneを取り扱うSoftBankの動向を含め、セルラー版SIMフリー端末の扱いが注目されることとなり、iPadの発表を受けてNTTドコモが、2010年1月29日に行った2010年3月期第3四半期決算説明会で、micro-SIMへの対応がほぼ可能であることなどを説明したほか、同年4月28日の2010年3月期決算説明会では、iPad向けSIMカードを販売する方針を示した。 だが、1月の発表時のAppleによる説明と異なり、日本で発売される3G対応モデルには、SIMロックが掛けられることにより、ソフトバンクモバイル(現・ソフトバンク)以外の回線は使用できない。SIMロックがかけられた理由として、孫正義社長は「ソフトバンクには他キャリアに割り当てられている800MHz帯を持っておらず、電波でハンデキャップがある分、新しい文明の利器や違う切り口で戦う」と述べている。 これを受けてNTTドコモは、マイクロSIMの発売を断念すると発表、山田隆持社長も「iPadをドコモ3G回線で使いたい人はいる」として、こうしたユーザーにはモバイルWi-Fiルーターの利用を勧めるとした。その後NTTドコモでは2010年11月に、本機の競合機種である Androidタブレット端末、GALAXY Tabを発売している。 一方、発表時の情報では世界でのSIMロックの取り扱いが明確でなかったが、当時の最高経営責任者、スティーブ・ジョブズが日本のユーザーからのSIMロック解除希望の電子メールに対し、「日本仕様では海外移動体通信事業者のSIMカードについてはSIMロックがかかっていない」と返答、その後Appleの広報担当者が、この件に関するウォール・ストリート・ジャーナルの取材に正式に回答し、海外のSIMが使えると明言、孫社長もiPad発売日での取材で、Appleと同じ回答をした。このため、日本仕様の3G対応モデルは「国内ではSIMロックがかかっており、ソフトバンクモバイルのみ使用可能、海外ではSIMロックフリー」という変則仕様で発売されている。 その後も、日本国内仕様は国内のみSIMロックがかかった状態で発売されていたが、2014年7月1日より、AppleがApple Store オンラインで、完全SIMフリー仕様のiPadの発売を開始している。また、2015年5月から総務省のSIMロック解除義務化を受けて、それ以降に発売されるiPad mini 4やiPad Pro以降の機種は、分割購入日より100日が経っている場合、SIMロックの解除が可能となる。
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