VISCOSITYとは? わかりやすく解説

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粘度

英語 viscosity

流体流れ対す抵抗性のことで、粘性率粘性係数ともいい、その流体種類温度によって変化する流体の粘度は1713年アイザック・ニュートン(イギリス、1642~1727年)によって、粘性流動における粘性係数として定義さ

れている。SI単位ではパスカル秒(Pa・s)で表され、1Pa/s= 1N・s/ m2、管路流れ流体の粘度μは、μ=τ・v/hで表される。v/hは速度勾配で、hは長さ、vは長さ時間割ったもの、τはせん断応力で、力を面積割ったのである潤滑油塗料等の性状特性の重要項目である。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

粘度

読み方: ねんど
【英】: viscosity

、油、ガスなどの流体流動するとき、必ずその流れ抵抗しようとする内部摩擦力が働く。流体の持つこのような性質粘性といい、この性質にその強さ概念含めて粘度という。粘度には絶対粘度と動粘度とがある。絶対粘度は、流速勾配りゅうそくこうばい}(流線に対して角な方向における流速変化率)とそれに対して発生する剪断せんだん応力との比例係数として定義されCGS 単位の 1 単位ポアズ (P) 、その 1/100 はセンチポアズ (cP) と命名されている。動粘度絶対粘度を流体密度除したもので、CGS 単位の 1 単位ストークス (St) 、その 1/100 をセンチストークス (cSt) という。粘度は、原油油層内での挙動石油類パイプによる輸送問題にとって、また石油製品性状としても重要な要素であるほか、坑井掘削にあたって使用する循環泥水性能にとっても重要な要素である。液体の粘度は一般に温度の上昇により低下しガス体の粘度は逆に増加する。また圧力の上に対して液体ガスともに粘度は増加する油層内の原油の粘度は、原油組成により、その平均比重あるいは分子大きいほど大きく、また油層内の温度圧力によるほか、ガス原油内に溶存する程度によっても変化する石油類性状を示す粘度としては通常動粘度用いられる動粘度測定するには動粘度計を用いる。動粘度計の毛管中を一定量試料流れるのに要する時間測定しこれから粘度を求め方法で、日本工業規格JIS)K2283(原油および石油製品動粘度試験方法並びに石油製品粘度指数算出方法)に規定がある。動粘度以外に、米国ではセイボルト粘度、英国ではレッドウッド粘度がよく用いられている。これらは流出孔のある所定容器試料入れて、その一定量流出するのに要する時間測定し、その秒数で粘度の高低を表す。動粘度をこれらの値に換算する表が、前記 JIS解説ところに載っている。掘削泥水の粘度は、泥水坑井壁と掘り管の間のアニュラス上昇しつつカッティングス保持してこれを地上持ってくる能力関係する重要な性質であるが、その現場における測定には、一定量泥水一定形状漏斗からの流出時間で表すファンネル粘度計泥水満たした回転円筒のなかにつるした円筒にかかるトルク角度で表すビスコシメーターが使われる

粘度

【英】viscosity

流体粘性程度をあらわす値。せん断速度対すせん断応力の比を粘度あるいは粘性係数という。一般にはP(ポアズ)あるいはその100分の1cPで表すが,SI単位ではPa・s(=10P)で表す。
その他、潤滑剤やメンテナンス用品、作業環境保護など工場・現場が必要としている商品や供給会社に関する情報については、「ジュンツウネット21」で見ることができます。 ⇒ 「ジュンツウネット21」

粘度

(VISCOSITY から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/28 04:40 UTC 版)

粘度(ねんど、ドイツ語: Viskositätフランス語: viscosité英語: viscosity)は、物質のねばりの度合である。粘性率粘性係数、または(動粘度と区別するため) 絶対粘度とも呼ぶ。一般には流体が持つ性質とされるが、粘弾性などの性質を持つ固体でも用いられる。






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