洗瓶
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/15 11:07 UTC 版)
洗瓶(せんびん)はノズルのついた噴出式のボトルで、試験管やフラスコといった実験室のガラス器具等のすすぎ[1]に用いられる。多くは蒸留水を入れて用いるが、アセトンやエタノール等の溶媒を入れることもある[2]。ポリエチレン製が主流だが、容器の溶出による汚染を懸念する顧客向けにガラス製も製作、販売されている[3](写真)。ボトル等を握って圧力をかけるとノズルから液が噴き出すので、これを洗浄対象にかけてすすぎを行う。洗瓶にアセトン等の引火性の有機溶媒を入れる場合、温度変化等によって漏れ出すので、湯沸器など火気の近くに放置してはならない[4]。漏れ出しを防ぐ弁などの機構がついたものも多く市販されている[5]。(もちろんその場合でも有機溶媒入りの洗瓶を火気に近づけるのはもってのほかである)
- ^ students at York High School (2000-06-25), Washbottle, Basic laboratory equipment listing, Argonne National Laboratory 2009年9月12日閲覧。
- ^ 柄山正樹 (2003), “知っとく情報 洗浄ビンにキャップを!!”, 化学と教育 (日本化学会化学教育協議会) 51 (11): 703 2009年10月11日閲覧。
- ^ サーモフィッシャーサイエンティフィック, “ガラス製洗浄瓶”, Fisher Scientific Japan General Catalog, サーモフィッシャーサイエンティフィック, Cat.No. 03-403 2009年10月11日閲覧。
- ^ 火災事故の実例がある。大阪府立大学工学研究科安全対策委員会 (2005), “9. 応用化学科/化学工学科における安全”, 実験・実習における安全のための手引(平成17年度), 大阪府立大学, p. 143 2009年10月11日閲覧。
- ^ “NT洗瓶 B型 カラーcap 500mL 安元化成 洗浄びん 【通販モノタロウ】” (日本語). MonotaRO. 2021年3月15日閲覧。
- ^ “Chimactiv - Interactive numerical educational resources for the analysis of complex media”. chimactiv.agroparistech.fr. 2021年3月15日閲覧。
- ^ “センターにおける業務内容”. www.env.tohoku.ac.jp. 2021年3月15日閲覧。
- ^ “Thermo Scientific”. 2021年3月15日閲覧。
- ^ “薬品識別ラベル | プラスチック製「理化学機器および用品メーカー」サンプラテックのweb販売サイト「PLA.com」プラコム。”. www.sanplatec.co.jp. 2021年3月15日閲覧。
- ^ “BRAND® wash bottle, wide-mouth, labelled, LDPE”. 2021年3月15日閲覧。
- ^ “Kautex™ 500mL Safety Wash Bottles”. 2021年3月15日閲覧。
- ^ “Chemicals Labeled Wide-Mouth Washing Bottle (Azlon) 250mL Acetone and others DURAN [AXEL ASONE]” (英語). [AXEL]. 2021年3月15日閲覧。
- ^ “ニッコー・ハンセン株式会社 > NIKKO製品 > 器具/ネームイン洗浄瓶”. www.nikko-hansen.com. 2021年3月15日閲覧。
- ^ “VITsafe™ safety wash bottles, wide-mouth: VITLAB lab products (EN)”. www.vitlab.com. 2021年3月15日閲覧。
- ^ “薬品識別洗浄瓶 NALGENE(ナルゲン) 洗浄びん 【通販モノタロウ】 2436-0505~” (日本語). MonotaRO. 2021年3月15日閲覧。
- 1 洗瓶とは
- 2 洗瓶の概要
「Wash bottle」の例文・使い方・用例・文例
- 建国の父 《G. Washington のこと》.
- Washington 会議には列国の使臣が列席した
- Washington 会議には各国使臣が列席した
- Washington 会議で世界の人気が立った
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