Windows NTとは? わかりやすく解説

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WindowsNT

Microsoft社が開発したマルチタスクマルチCPU対応の32ビットオペレーティングシステム。最終バージョン4.0ネットワーク管理およびセキュリティ管理機能を持つWindowsNT Serverと、クライアント機能のみのWindowsNT Workstationの2製品がある。

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Windows NT

読み方ウィンドウズエヌティー
別名:Microsoft Windows NTウィンドウズNT

Windows NTとは、Microsoftが主に業務用途向けのオペレーティングシステムOS)として開発した製品の名称である。最初バージョン米国では1993年発売された。

Windows NTは、それまで発売されWindows 3.xや、その流れを汲むWindows 9xなどとは異なりOSアーキテクチャ自体新規に設計されている。Windows NTは、Windows系OSでは初めて完全な32ビット対応となっている他、プリエンプティブマルチタスクや、x86アーキテクチャー以外のCPUでも動作可能という高い移植性などが実現されている。

Windows NTは、Windows 3.1と同じユーザーインターフェース持ったWindows NT 3.1として初め登場したその後Windows NT 3.5Windows NT 4.0Windows 2000バージョンアップていった。単にWindows NTといえば通常はこれらのバージョン総称として用いられる場合が多い。また、Windows 9x系アーキテクチャ対比する場合には、特にWindows NT系OSと呼ぶ場合が多い。

Windows NTとWindows 9xは、Windows XPにおいて統合されそれまで並走状態から一本化図られた。それ以降の、Windows Server 2003Windows Vistaなどでは、Windows NT系アーキテクチャベースとしているとされる

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Microsoft Windows NT

(Windows NT から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/18 16:18 UTC 版)

Microsoft Windows NT(マイクロソフト ウィンドウズ エヌティー[1][2])は、マイクロソフトが開発したオペレーティングシステム (OS) である。DECが手がけたVMSのアーキテクチャを基礎としており、開発もDECの元社員が全面的に行い、リリースに至っている。


  1. ^ 日経パソコン『日経パソコン用語事典 (2009年版)』日経BP社、2008年10月20日。ISBN 9784822233907 
  2. ^ ASCII.jp (2010年4月16日). “ASCII.jp デジタル用語辞典”. アスキー / KADOKAWA. 2021年7月16日閲覧。
  3. ^ Microsoft Windows : Windows of History”. 2005年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2005年12月29日閲覧。
  4. ^ (DOC) Windows NT Server 4.0 インストール ガイド. p. 4. オリジナルの2010-02-13時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20100213233004/http://www.microsoft.com/japan/technet/archive/prodtechnol/winntas/deploy/sp6a.mspx 2008年7月17日閲覧. "NTFS(New Technology File System)その名前のとおり、Windows NT Server 4.0 用に設計されたファイル システムです。" 
  5. ^ Bill Gates' Web Site - Columns : Q&A: Protecting children from information on the Internet (05/06/98)”. 2001年5月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016-10-30T閲覧。
  6. ^ 岩淵明男『マイクロソフト・ウインドウズ戦略のすべて』(初版)TBSブリタニカ、1993年10月7日、78頁。ISBN 4484932288 
  7. ^ NTは「New Technology」の略ではなかったとMS技術者が証言”. 2016年1月8日閲覧。
  8. ^ Windows 8の情報公開は、これまでより劣っている?”. ASCII.jp (2012年5月31日). 2018年9月23日閲覧。
  9. ^ それまではNT 3.51のシェルをアップデートしただけのShell Update Release (SUR) と呼ばれており、NT 3.52というバージョンを与えられていた。
  10. ^ a b c Paul Adams (2009年8月4日). “Windows NT History – if (ms) blog++”. Microsoft. 2016年10月29日閲覧。
  11. ^ a b c 脇英世『Windows入門 新しい知的ツール』岩波新書、97頁。ISBN 4004304202 
  12. ^ 「ASCII EXPRESS : マイクロソフト、Windows NT日本語版と関連4製品を発売」『月刊アスキー』第1994-03巻。 
  13. ^ 「ASCII EXPRESS : Windows Solutions Tokyo 94」『月刊アスキー』第1995-02巻。 
  14. ^ Microsoft Announces the Release of Windows NT Workstation 4.0 - News Center”. Microsoft (1996年7月31日). 2016年11月10日閲覧。
  15. ^ Microsoft Windows NT 4.0日本語版の実売価格調査(秋葉原、新宿)” (1996年12月10日). 2016年6月23日閲覧。



Windows NT

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/28 05:16 UTC 版)

拡張ファイル属性」の記事における「Windows NT」の解説

Windows NTは、OS/2と同じ方法FATHPFS拡張属性サポートするNTFSファイルシステムもまたOS/2サブシステム適応するよう、多く有効なファイルフォークの一つとして拡張属性保存するように設計された。OS/2拡張属性は、ネイティブなOS/2と同じ方法いかなるOS/2プログラムアクセスできるし、BackupReadとBackupWriteシステムコール通せばいかなるWindowsプログラムへもアクセスできる。それらは特にInterix POSIXサブシステム上のNFSサーバUnix風パーミッション実装するために利用される

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Windows NT

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/28 17:56 UTC 版)

スーパーユーザー」の記事における「Windows NT」の解説

Windows NT とその派生OSWindows 2000Windows XPWindows Server 2003Windows VistaWindows 7Windows 8など)では、スーパーユーザー存在することもあるし、そうでない場合もある。XPそれ以前では、デフォルトAdministrator というスーパーユーザーアカウントがある。また、Administrator当の権限設定したユーザーアカウントがある場合、もともとのAdministratorアカウントを隠すことができる。このもともとのAdministratorアカウントにはパスワード設定されていなかったため、セキュリティ上の重大問題だとして Windows Vistaそれ以降ではユーザーアカウント制御 (UAC) を導入しAdministratorアカウントデフォルト使用不可とした。 Windowsadministratorアカウントは、UNIXrootアカウント正確に対応するわけではないadministratorアカウントrootよりも権限範囲狭く一部スーパーユーザー特権は "Local System" アカウント割り当てられている。 Windows 2000以降では、cmd.exeCOMMAND.COM内部コマンドとして、プログラム任意のユーザー権限スーパーユーザー権限も含む)で実行するための RUNAS コマンド用意されている。また、GUI環境においてはプログラムやそのショートカットを、シフト・キー押しながら右クリックすると、任意のユーザ権限実行させることができる。 Windows Vista以降UAC導入されたため、特権高めてプロセス実行する際には認証求めプロンプトダイアログ)が現れるWindows XPそれ以前では、管理者権限を持つユーザーアカウント無制限に特権的な処理が可能で、このセキュリティ上の問題からUAC開発されることになった

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Windows NT

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/28 18:46 UTC 版)

デヴィッド・カトラー」の記事における「Windows NT」の解説

DECでのプリズムプロジェクトが中止となったことを受け、カトラー干されていることが業界内にも伝わった当時マイクロソフトビル・ゲイツ堅牢性高く、マルチユーザー・マルチタスクに対応した高機能OS必要性認識していたため、実績のあるカトラー白羽の矢立て多額ストックオプション提示しDECから引き抜くことに成功したカトラー彼のチームDEC去り1988年10月マイクロソフト入社し、新OS開発リーダーとなった(後に方針変更され、チームそのままWindows NTを開発することになる)。その後、彼はDECの(プリズム設計ベースにしている)64ビットAlphaマシンにWindows NTとWindows 2000移植したAlphaWindows2000がβ2を最後に終了すると、カトラーAMDAMD64x64としても知られる)にWindows移植するべく尽力した。彼はWindows XP Professional x64 EditionWindows Server 2003 x64 Editions、Windows Vista初期リリースからx64サポート)に関与した2006年8月マイクロソフトオンラインサービスであるWindows Live部門異動した。この時点でのカトラー肩書きはシニア・テクニカル・フェローである。

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