atelier
「atelier」の意味・「atelier」とは
「atelier」はフランス語の語源を持つ英語の単語で、主に芸術家の工房やスタジオを指す。画家や彫刻家などが作品を制作する場所、またはデザイナーや職人が製作活動を行うスペースを表現する際に用いられる。また、一部のファッション業界では、ハイエンドの服飾品を手作業で製作する部門を「アトリエ」と呼ぶこともある。「atelier」の発音・読み方
「atelier」の発音は、IPA表記では /ætəlˈjeɪ/ となる。IPAのカタカナ読みでは「アテルイェイ」となり、日本人が発音する際のカタカナ英語では「アトリエ」と読む。この単語は発音によって意味や品詞が変わるものではない。「atelier」の定義を英語で解説
An 'atelier' is a workshop or studio, especially one used by an artist or designer. It is a place where artists, designers, or craftsmen create their works. In some sectors of the fashion industry, the term 'atelier' is also used to refer to a department that handcrafts high-end clothing.「atelier」の類語
「atelier」の類語としては、「studio」、「workshop」、「workspace」などがある。これらはいずれも芸術家や職人が作業を行う場所を指す言葉であるが、それぞれ微妙なニュアンスの違いがある。例えば、「studio」は音楽や映像の制作場所を指すことが多く、「workshop」はより手作業に重きを置いた作業場を指す。「atelier」に関連する用語・表現
「atelier」に関連する用語としては、「artisan」、「craftsman」、「designer」などがある。これらは「atelier」で作業を行う主体を指す言葉である。また、「handmade」、「custom-made」、「bespoke」など、手作業で製作されることを強調する表現も「atelier」の文脈でよく用いられる。「atelier」の例文
以下に「atelier」を用いた例文を10個示す。 1. English: The painter spends most of his time in his atelier.日本語訳: その画家はほとんどの時間を自身のアトリエで過ごす。 2. English: The fashion designer opened a new atelier in Paris.
日本語訳: ファッションデザイナーはパリに新しいアトリエを開設した。 3. English: The atelier is filled with the scent of fresh paint and canvas.
日本語訳: アトリエは新鮮な絵の具とキャンバスの香りで満たされている。 4. English: The atelier also serves as a gallery to display the artist's works.
日本語訳: アトリエはまた、アーティストの作品を展示するギャラリーとしても機能している。 5. English: The craftsman's atelier is a place of creativity and innovation.
日本語訳: 職人のアトリエは創造性と革新の場である。 6. English: The atelier is not just a workspace, but also a source of inspiration.
日本語訳: アトリエは単なる作業場ではなく、インスピレーションの源でもある。 7. English: The atelier is where ideas become tangible works of art.
日本語訳: アトリエはアイデアが具体的な芸術作品になる場所である。 8. English: The designer's atelier is known for its meticulous handcrafting process.
日本語訳: デザイナーのアトリエは丁寧な手作業のプロセスで知られている。 9. English: The atelier is a sacred space where the artist can concentrate on his work.
日本語訳: アトリエはアーティストが作業に集中できる神聖な空間である。 10. English: The atelier is filled with various tools and materials for creating art.
日本語訳: アトリエは芸術作品を作るためのさまざまな道具と材料で満たされている。
アトリエ
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アトリエ(仏:atelier)、工房(こうぼう) とは、画家・美術家・工芸家・建築家などのアーティスト(Artiste=美術家)芸術家が仕事を行うための専用の作業場のこと。また、その工房を拠点とする芸術家集団をさしてアトリエと呼ぶこともある。フランス語のatelierは「木片の堆積」を意味することから転じて「大工・木工の仕事場」をさすようになったともいわれる。 英語ではスタジオ(studio)と呼ばれる。
概要
15世紀以降、多数の注文を受けて社会的に成功した画家や彫刻家は、弟子たちとともに作業をする大きな工房を構えた。大人数が大きな作品の制作のために働くには、作業スペース、材料・道具置場、制作中や制作後の作品置場などが必要であり、作品をよく見て作るために光のさしこむ大きな窓も必要であった。
今日でも美術家のアトリエは、必要な機材や材料を置くため、また大きな作品を制作するために、広くて天井の大きな明るい空間であることが重要である。もっとも資金力のない若い画家などは大都市の中心で大きな部屋は借りられないため、廃工場や廃倉庫のロフトを格安で手に入れ再利用したり、農村部の納屋などを使うこともある。都市郊外の家賃が安い地区や、都心に近いが衰退した地区など、アトリエの手に入れやすい地区は歴史的に美術家街となりやすい(例:19世紀から20世紀初頭のパリのモンマルトルやモンパルナス、第二次大戦後のニューヨークのソーホーやチェルシー、近年の旧東ベルリンのミッテ区、北京郊外の大山子地区など)。
アトリエ事務所
建築分野では建築設計事務所を、ゼネコン設計部(公共建築の設計は出来ない)、ハウスメーカー、組織系建築設計事務所(例、日建設計)、アトリエ系建築設計事務所(建築家個人の事務所)と分類することがある。このうちアトリエ系建築設計事務所とは、ひとりの建築家を中心とした建築設計事務所を指し、組織系建築設計事務所と比較して述べられ、建築家の個性と理念を強く反映した設計が行われる。
通常、アトリエ事務所の主宰(と組織事務所の設計チーフ)が建築家と呼ばれ、建築家はもちろん、スタッフも建築設計関連の資格は保有していることが一般的である。アトリエ事務所は作家性、作品件を追求し、妥協なくより良い作品を創るのが一般的な方針で、意匠設計能力が重視される。
このほかデザイン分野の小規模な事業者、事務所で、創作活動の場、という意味で「アトリエ」という名称を使用している場合もある。また造園やランドスケープデザイン分野やアーバンデザイン業務を中心とした都市計画コンサルタントで小規模な場合も、アトリエ事務所を指すことがある。
関連項目
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