エレクトロ
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2013年8月) |
Electro | |
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様式的起源 | Disco Synthpop Hip hop Boogie Funk Electronic music |
文化的起源 | 1980年代初頭のヨーロッパ、アメリカ合衆国 (ニューヨーク・デトロイト)及び日本 |
使用楽器 | Synthesizer (keytar), drum machine, vocoder, sampler |
派生ジャンル | Miami bass – Funk carioca – Freestyle – Techno – Breakbeat |
サブジャンル | |
エレクトロ・ホップ(en) | |
融合ジャンル | |
ゲットー・テック(en)、エレクトロクラッシュ、エレクトロ・ハウス、エレクトロ・ポップ、エレクトロ・スウィング、エレクトロ・ホップ(en) エレクトロニック・ロック | |
関連項目 | |
クラフトワーク アフリカ・バンバータ ローランド・TR-808 |
エレクトロ(英: Electro; electro-funk もしくは electro-boogie の略称[1])とは、1982年から1985年の間に流行した電子音楽の1ジャンルである。楽器としてリズム・マシンのローランド・TR-808を使い、ヨーロッパの電子音楽とアメリカのファンクが融合して成立した。初期のブレイクダンスのBGMとして愛用され、後のさまざまなダンスミュージックへ影響を与えた。
また、2000年代中盤以降の日本国内において、ロック色やニューウエーブ色が強い電子音を取り入れたダンスポップを「エレクトロ」と呼ぶメディアがあるが、本項目で扱う音楽ジャンルとは異なっている。
本項で説明する以外の一般的な意味としてのエレクトロ(Electro)は電気工学と電子工学を含む上位概念の意味である。
概要
ニューヨーク、ブロンクス出身のDJであったアフリカ・バンバータが、彼のDJプレイでもよく回していたクラフトワークの「ヨーロッパ特急」のメロディ、同「ナンバース」(『コンピューター・ワールド』に収録)のビートをサンプリングして旧友アーサー・ベーカーとともに作ったレコード、「プラネット・ロック」(1982年リリース)がその起源とされる。ラップをフィーチャーしたこのレコードでラップをより広め、バンバータはそれらの功績から初期ヒップホップ界において三大DJの一人に数えられる。このエレクトロはヒップホップ、テクノ、双方の音楽に影響を与えた。ドラムマシンのTR-808を使ったビートが特徴的であり、初期はエレクトロ・ファンクとも呼ばれていた。エレクトロは曲の基礎に、基本的にクラフトワークの「ナンバース」のビートを使うか、これをアレンジしたものを使っていたため、ほぼ似たり寄ったりの曲が多い。この音楽の流行は短命で終わり、1985年を境にメジャーからのレコード発売は途絶えている。途中、エレクトロの一部がマイアミにて発展し、1990年代初頭にマイアミベースとして人気を博したこともあった。
以降もデトロイトやオランダなどのアーティストにより、細々とではあるがエレクトロの作品は作られ続けている。それらはニュー・エレクトロなどと呼ばれる場合もあるが、基本的なスタイルは1980年代初期のそれと変わっていない。
出典
- ^ “Electro-Funk > WHAT DID IT ALL MEAN ?”. Greg Wilson on electrofunkroots.co.uk. 2009年12月23日閲覧。
外部リンク
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