inkとは? わかりやすく解説

ink

別表記:インク

「ink」とは・「ink」の意味

「ink」は、日本語で「インク」を意味する英単語である。主に筆記具プリンターなどで使用され文字図形を紙などの物体に記すための液体またはペースト状物質を指す。また、比喩的には、契約合意を結ぶ行為を指すこともある。具体的には、「put pen to paper」や「sign a contract」などの表現そのような意味合い使われることがある

「ink」の発音・読み方

「ink」の発音は、IPA表記では /ɪŋk/ となる。IPAカタカナ読みでは「インク」となり、日本人発音するカタカナ英語読み方も「インク」である。この単語発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。

「ink」の定義を英語で解説

「ink」は、"A colored fluid or paste used for writing, drawing, printing, or duplicating"と定義される。つまり、書く、描く、印刷する複製するための色付き液体またはペーストという意味である。また、"To sign a contract or other agreement"という意味もあり、契約書や他の合意書署名するという意味でも使用される

「ink」の類語

「ink」の類語としては、「dye」、「pigment」、「colorant」などがある。これらはいずれ色を付けるための物質を指す言葉であるが、「ink」は特に筆記具印刷機などで使用される液体またはペースト状物質を指す。

「ink」に関連する用語・表現

「ink」に関連する用語表現としては、「inkjet printer」(インクジェットプリンター)、「ink pen」(インクペン)、「ink bottle」(インクボトル)、「ink stain」(インク染み)などがある。これらはいずれも「ink」を使用する機器や「ink」に関連する状況を表す表現である。

「ink」の例文

1. He spilled the ink on the table.(彼はテーブルインクこぼした
2. The printer is out of ink.(プリンターインクなくなった
3. She signed the contract in blue ink.(彼女は青いインク契約書署名した
4. The ink stain won't come out.(インク染み取れない
5. The ink pen writes smoothly.(インクペンは滑らかに書ける)
6. The ink bottle was empty.(インクボトルは空だった)
7. The inkjet printer produces high-quality prints.(インクジェットプリンター高品質印刷物作成する
8. The ink is waterproof.(このインク防水性がある)
9. The ink on the paper had faded.(紙上インク褪せていた)
10. The ink is made from natural pigments.(このインク天然顔料から作られている)

インク【ink】

読み方:いんく

筆記印刷などに用い有色液体ペン万年筆用のブルーブラックインクは硫酸鉄(Ⅱ)・タンニン酸没食子酸などの混合液。明治から第二次大戦前までは「インキと書かれるほうが多かった

「インク」に似た言葉

InK

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/26 12:27 UTC 版)

InK(インク)は、電気グルーヴ石野卓球TOKYO No.1 SOUL SETの川辺ヒロシのコラボレーションによるユニット。2人のイニシャル(Ishino&Kawanabe)をとってInKとした。2006年キューンレコードから「C-46」を発表。単発的なプロジェクトではなく、今後も活動を継続する意向が示されたが、その後表立った活動はない。


  1. ^ a b c [石野卓球] 卓球&川辺ユニットInKが新作発売”. ナタリー. 株式会社ナターシャ (2007年6月4日). 2017年12月31日閲覧。
  2. ^ C-46 | InK | ORICON NEWS
  3. ^ InK PunK PhunK | InK | ORICON NEWS
  4. ^ InKアルバム未収録、配信限定曲リリース決定!”. Sony Music Artists. 株式会社ソニー・ミュージックアーティスツ (2006年5月8日). 2017年12月31日閲覧。


「InK」の続きの解説一覧

インク

(ink から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/17 07:32 UTC 版)

カラーインクとペン
万年筆と文字

インク英語: ink)または洋墨(ようぼく)とは顔料染料を含んだ液体ジェル固体で、文字を書いたり表面に色付けするために用いられるものである。油性、水性などの種類がある。

インキ」という表記もあり、これは明治期によく使われたが、やがて「インク」が一般化した[1]。技術用語としては現代でも「インキ」は正式に使われるが、用語によっては「インクジェット」など、定着している表記に揺れがある[2][3][4]

日本や中国で古くから使われているもインクの一種である。

油性インクは長時間未使用のまま保存するとインクが固まってしまう、水性インクは保存には優れているが水に濡れると滲んでしまう弱点がある。近年はボールペンプリンターなどで「水性顔料インク」が多用されている。長期の保存に耐え、水に濡れても滲みにくく手についても水洗いで落とせるなどといった利点を持っている。

種類

初期のインクは鉱物種子などの殻、イカの様な海洋生物から採られる天然染料が主なものであった。墨は黒色でアジアが発祥である。没食子インクIron gall ink)は古来の図面に多く用いられた。ウォルナット・インクは巨匠達の名作にも使用されたと考えられるが、その証拠は存在しない。もしウォルナット・インクが使用されたとすれば、それはすぐに退色したと考えられる。

顔料インク

顔料インクは顔料を溶剤に分散させたインクで、印刷面に顔料が付着することで印刷が行われる。顔料インクは比較的耐水性に優れ、屋外用途などに多用される。ジェル状インクは摩擦、耐水性に特に優れている。

染料インク

染料インクは染料を溶剤に溶かしたインクで、顔料インクに比べて多くの色を作り出すことができる。印刷面に浸透することで印刷が行われるが耐水性、耐光性は顔料インクに比べ劣る。

印刷インク

印刷用のインクは顔料媒剤、添加剤からなり印刷素材や版の形式などから高粘度のジェル状のもの、低粘度の液状のものが存在する。グーテンベルク15世紀に活版印刷を開発したのに合わせて、筆記用の液体インクとは異なった版に付着できる高粘度のインクが開発された。現在でも大量発行を目的とした商業印刷において使用されるインクは高粘度のジェル状インクが多用される。近年では環境に対応したインクとして大豆インクが多用されており新聞インク、平版インクの64%に使用されている。

消えないインク

消えないインクは使用される溶剤の性質により寿命が非常に短く、急速に蒸発する。

インドフィリピンインドネシアなどでは選挙における不正行為を防ぐため消えないインク英語版を使用した。インドの選挙委員会は多くの選挙において消えないインクを使用している。インドネシアではアチェ州の選挙で使用している。マリ共和国の選挙では、インクは爪に塗布された。

金属インク

インクの歴史

墨と硯、筆

およそ5000年前に、石の表面に絵や文字を刻むための中国で開発された。墨は油煙や松煙との混合物で、固形の墨をで水とともに磨りおろして黒色のインクを得る。他地域の初期文明においても植物の実や種、鉱物から様々な色のインクが作り出された。

インクは古代インド紀元前4世紀から使用され、それはいくつかの化学成分の混合物であった。カローシュティー文字で記述された古文書が新疆ウイグル自治区で発見されている。インド南部においては、針とインクを使って文字を書くことは一般的であった。いくつかのジャイナ教の教典はインクによって記述されている。インドでは墨の煤を骨やタール、ピッチなどを燃やすことで得ていた。

古代ローマでは煤やイカ墨から得られた黒色のインクや、硫酸銅を含んだ革の黒染液、アスファルトを含むと考えられる黒色のワニスなどがアトラメンタムと呼ばれて用いられた[5][6][7]

エジプトカリフムイッズは手や衣服を汚すことのないペンを要求した。その要求に応えて953年万年筆の原型といえるペンが開発された。

15世紀にドイツヨハネス・グーテンベルク活版印刷を実用化することに成功すると、それに適した新しいタイプのインクが開発されることとなった。当時、ギリシャ・ローマの筆記用インク(煤と糊、水から成る)および12世紀に開発された硫酸鉄、没食子、ゴムから成る2種類のインクが普及しておりこれらはどちらも版面に付着せず、印刷には適さなかった。結局、すすテレビン油およびクルミ油からなるニス状のインクが印刷機用に開発された。

1908年12月7日、日本の内閣は、公文書にインキの使用を認めた(閣令)。

現代のインク

パソコンに接続して用いるプリンター用のインク。写真の例ではブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色が見える

筆記用

市販される筆記用インクとしては、次のようなものがある。

現代においては、インクを内蔵する使い切り式の筆記具の普及とともに、瓶入りインクを扱うつけペンや万年筆は実用筆記にほとんど使われなくなった。ただし署名・手紙などのフォーマル・プライベートな用途や、カリグラフィー漫画イラストレーションなどの芸術用途では依然使われる。

毛筆に用いられるも筆記用インクの一種であり、近世まで筆記に日用されたが、硬筆が普及する近代以降では書道など芸術用途が主となっている。

印刷用

ホーム・コンピューティングの普及により、インクジェットプリンターを用いた家庭での印刷が普及し、プリンター用インクカートリッジの購入は、かつての消費者がペン用の補充インクボトルを購入するのと同じようになった。

しかし印刷コストを低減しようとする消費者はプリンター用インクカートリッジに詰め替え用インクを用いようとするが、プリンタメーカーは消耗品であるインクカートリッジの売り上げで収益を得ようとするため、カートリッジにICチップを取り付けて使用回数を制限したり互換カートリッジメーカーに対して訴訟を起こしたりするなど、非純正インク問題が起きている。

脚注

  1. ^ "インク". 精選版 日本国語大辞典. コトバンクより2021年10月4日閲覧
  2. ^ 根本雄平「印刷インキ基礎講座(第I講)総論」『色材協会誌』第60巻第6号、色材協会、1987年、348-355頁、doi:10.4011/shikizai1937.60.348 
  3. ^ 戸津川晋「インキのはなし 第14回 インキかインクか」『ぷりんとぴあ(1994年-1997年発刊・保存版)』日本印刷産業連合会、33-35頁https://www.jfpi.or.jp/files/user/%E3%81%B7%E3%82%8A%E3%82%93%E3%81%A8%E3%81%B4%E3%81%82%E3%80%80part3_03_008.pdf#page=33 
  4. ^ JIS Z 8123-1:2013「印刷技術用語-第1部:基本用語」日本産業標準調査会経済産業省
  5. ^ Atramentum”. Conservation and Art Materials Encyclopedia Online. Museum of Fine Arts Boston. 2017年1月30日閲覧。
  6. ^ Allen, Alexander (1875). “Atramentum”. A Dictionary of Greek and Roman Antiquities. John Murray. pp. 170-171. http://penelope.uchicago.edu/Thayer/E/Roman/Texts/secondary/SMIGRA*/Atramentum.html 
  7. ^ “Atramentum”. A Dictionary of Greek and Roman Antiquities. John Murray. (1890). http://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus%3Atext%3A1999.04.0063%3Aentry%3Datramentum-cn 

関連項目

外部リンク


「ink」の例文・使い方・用例・文例

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