現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年3月5日のデイリーキーワードランキング
1 | 啓蟄やこの世のもののみな眩し |
2 | 啓蟄や兄の戦艦浮上せず |
3 | 啓蟄の蚯蚓の紅のすきとほる |
4 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
5 | 啓蟄のそとから家の中を見る |
6 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
7 | 啓蟄や指輪廻せば魔女のごと |
8 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
9 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
10 | 空をはさむ蟹死にをるや雲の峰 |
11 | それぞれの部屋にこもりて夜の長き |
12 | 枯木立月光棒のごときかな |
13 | 空蝉に真昼の海が残っている |
14 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
15 | 春灯にひとりの奈落ありて座す |
16 | 七五三水の桑名の橋わたる |
17 | 行々子いつも水漬きし屍かな |
18 | 重ね着の中に女のはだかあり |
19 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
20 | さくら咲くことを忘れて日が沈む |
21 | 菊咲けり陶淵明の菊咲けり |
22 | 色々の人々のうちにきえてゆくわたくし |
23 | 海に出て木枯帰るところなし |
24 | 匂ひ艶よき柚子姫と混浴す |
25 | 麦踏みのまたはるかなるものめざす |
26 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
27 | 目をあぐるたびに岩見の花辛夷 |
28 | しろい昼しろい手紙がこつんと来ぬ |
29 | 啓蟄のつちくれ躍り掃かれけり |
30 | あかあかと天地の間の雛納 |
31 | 水枕ガバリと寒い海がある |
32 | 山桜雪嶺天に声もなし |
33 | 鍵穴に雪のささやく子の目覚め |
34 | アイスクリーム嘗めカンヴァスを離り見て |
35 | 卒業や水は流るる光のなか |
36 | 昼顔にシーソー齢ほど傾ぎ |
37 | 大寒の胸こそ熱き血の器 |
38 | 魚くさい路地の日だまり母縮む |
39 | 熱燗の夫にも捨てし夢あらむ |
40 | 夜を昼へ木立かぶさる虫時雨 |
41 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
42 | 飯噴いてあなたこなたで倒れる犀 |
43 | わが背丈以上は空や初雲雀 |
44 | 雨はじく傘過ぎゆけり草餅屋 |
45 | 芒を出てひと濃紺に風の中 |
46 | 新聞紙揉めば鳩出る天王寺 |
47 | もろもろの木に降る春の霙かな |
48 | 青空や花は咲くことのみ思ひ |
49 | 玻璃しばしばかがやき震ふ春疾風 |
50 | ちるさくら海あをければ海へちる |
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2024年11月13日 15時41分更新(随時更新中)