現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年6月23日のデイリーキーワードランキング
1 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
2 | 芋の露連山影を正しうす |
3 | ちるさくら海あをければ海へちる |
4 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
5 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
6 | あるけばかつこういそげばかつこう |
7 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
8 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
9 | 麦秋やここなる王は父殺し |
10 | のどかさやつついて見たる蟹の穴 |
11 | 麦扱の三日ばしかで済めばよし |
12 | ひるがほに電流かよひゐはせぬか |
13 | 壷にして深山の朴の花ひらく |
14 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
15 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
16 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
17 | 大国の出雲なりせば男梅雨 |
18 | 時雨るるや又きこしめす般若湯 |
19 | わが顔ぶらさげてあやまりにゆく |
20 | この町に生くべく日傘購ひにけり |
21 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
22 | 鳥わたるこきこきこきと罐切れば |
23 | あかねさす近江の国の飾臼 |
24 | 春雨のわれまぼろしに近き身ぞ |
25 | 万障が鉢合わせして濃紫陽花 |
26 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
27 | 喜雨の中しずかに漁火をつゞりけり |
28 | 命かけて芋虫憎む女かな |
29 | 端居して濁世なかなかおもしろや |
30 | 街あれば高き塔あり鳥渡る |
31 | 梅雨見つめをればうしろに妻も立つ |
32 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
33 | ねんねこの人出て佇てり鞍馬山 |
34 | 鶏頭に秋の日のいろきまりけり |
35 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
36 | 紙漉くや天の羽衣より薄く |
37 | 彼の世は親し風鈴がひとつ鳴り |
38 | 鮎打つや石見も果ての山幾つ |
39 | 水中花誰か死ぬかもしれぬ夜も |
40 | 鰯雲故郷の竈火いま燃ゆらん |
41 | うるはしき入水図あり月照忌 |
42 | とびからす病者に啼いて梅雨寒し |
43 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
44 | 水鳥のしづかに己が身を流す |
45 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
46 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
47 | 暁けの雲一気に去りぬ花うつぎ |
48 | 子の髪の風に流るる五月来ぬ |
49 | 風邪の子が部屋部屋にゐる畳の目 |
50 | あかつきやなきやむ屋根のうら |
2024年9月21日 13時21分更新(随時更新中)