現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年10月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | うしろ姿の時雨てゆくか |
4 | 喇叭鳴るよ夏潮の紋条相重なり |
5 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
6 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
7 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
8 | 癌すすむ父や銅版画の寺院 |
9 | 首あげて折々見るや庭の萩 |
10 | かもめ来よ天金の書をひらくたび |
11 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
12 | 女湯もひとりの音の山の秋 |
13 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
14 | 淋しい寝る本がない |
15 | 軍鼓鳴り/荒涼と/秋の/痣となる |
16 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
17 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
18 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
19 | 鴨を煮て素顔の口に運ぶなり |
20 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
21 | ひだり腕すこし長くて昼寝せり |
22 | 鮟鱇の顔俎板にのりきらず |
23 | 森田家の背高の墓を洗ひけり |
24 | 朝寒や歯磨匂ふ妻の口 |
25 | 霜降れば霜を楯とす法の城 |
26 | 俳人は死顔佳けれ雪の家 |
27 | あきらかに鴨の群あり山峡漂泊 |
28 | 花の盛りの花のまったく見えぬ窓 |
29 | 秋風の窓ひとつづつしめゆけり |
30 | あさあさと日の漣や蝌蚪の水 |
31 | 夏の闇鶴を抱へてゆくごとく |
32 | 中腹に道の岐れる冬の山 |
33 | から松は淋しき木なり赤蜻蛉 |
34 | くちすへばほほづきありぬあはれあはれ |
35 | 愛されず冬の駱駝を見て帰る |
36 | 逢わざれば逢いおるごとし冬の雨 |
37 | 出羽の国苗代に花吹き溜る |
38 | 寺を出て萩に片よる水の音 |
39 | 水といふ水澄むいまをもの狂ひ |
40 | 今生の汗が消えゆくお母さん |
41 | 枯木立月光棒のごときかな |
42 | この道しかない春の雪ふる |
43 | 暁や湖上を走る青嵐 |
44 | きよお!と喚いてこの汽車はゆく新緑の夜中 |
45 | 寺妻に触れし揚羽の寒からむ |
46 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
47 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
48 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
49 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
50 | 春の夜や屏風の陰に物の息 |
2024年9月21日 13時21分更新(随時更新中)