現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年10月27日のデイリーキーワードランキング
1 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
2 | 彼一語我一語秋深みかも |
3 | 菊咲けり陶淵明の菊咲けり |
4 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
5 | こんなよい月を一人で見て寝る |
6 | 芋の露連山影を正しうす |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | しぐるるや駅に西口東口 |
9 | たましひのたとへば秋のほたる哉 |
10 | ある僧の月を待たずに帰りけり |
11 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
12 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
13 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
14 | ひぐらしや熊野へしづむ山幾重 |
15 | 山桜雪嶺天に声もなし |
16 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
17 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
18 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
19 | ものの種にぎればいのちひしめける |
20 | イモウトノ帰リ遅サヨ五日月 |
21 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
22 | 繩一本闇に遊ばせ木枯去る |
23 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
24 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
25 | 枯木立月光棒のごときかな |
26 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
27 | 初湯殿卒寿のふぐり伸ばしけり |
28 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
29 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
30 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
31 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
32 | マッチ擦る短い橋を蟹の怒り |
33 | 有る程の菊抛げ入れよ棺の中 |
34 | かたつむり甲斐も信濃も雨のなか |
35 | 自然薯がおのれ信じて横たはる |
36 | 桑の葉の照るに堪へゆく帰省かな |
37 | 花辛夷墓をたづねて空ふかき |
38 | 藁苞を出て鯉およぐ年の暮 |
39 | 祈願は滲むもの 釘抜地蔵に 春の雪 |
40 | これ着ると梟が啼くめくら縞 |
41 | 落日に支那のランプのホヤを拭く |
42 | 仁王の眼を啄木鳥がたたけり高野谿 |
43 | 秋風や模様のちがふ皿二つ |
44 | かたまりて暮色となりし涼み舟 |
45 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
46 | 長き長き春暁の貨車なつかしき |
47 | 立夏なり蛸は筋肉で泳ぐ |
48 | 山駕をとどめて仰ぐ紅葉かな |
49 | 鯛の骨たたみにひらふ夜寒かな |
50 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
2024年11月11日 06時55分更新(随時更新中)