現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年1月22日のデイリーキーワードランキング
1 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
2 | 海に出て木枯帰るところなし |
3 | 魚城移るにや寒月の波さざら |
4 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
5 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
6 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
7 | 花冷の闇にあらはれ篝守 |
8 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
9 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
10 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
11 | 餅も好き酒もすきなりけさの春 |
12 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
13 | 雪残る頂き一つ国境 |
14 | こんなよい月を一人で見て寝る |
15 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
16 | 若鮎の二手になりて上りけり |
17 | 雪の峰しづかに春ののぼりゆく |
18 | 朧夜のむんずと高む翌檜 |
19 | みちのくの町はいぶせき氷柱かな |
20 | 鮎落ちて美しき世は終りけり |
21 | 寒明けの山肌を剥ぎ岩きざむ |
22 | 愛欲るや黄の朝焼に犬佇てり |
23 | 眼つむれば駆けりゐる血や日向ぼこ |
24 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
25 | 一切の行蔵寒にある思ひ |
26 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
27 | 麦踏みのまたはるかなるものめざす |
28 | 大寒や転びて諸手つく悲しさ |
29 | 日の障子太鼓の如し福寿草 |
30 | 藤の花長うして雨ふらんとす |
31 | 濡れわたりさつきの紅のしづもれる |
32 | 午後すでに松葉のとがる日向ぼこ |
33 | 黛を濃うせよ草は芳しき |
34 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
35 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
36 | ほんの少し家賃下りぬ蜆汁 |
37 | 閉山の地を舐めて飛ぶつばくらめ |
38 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
39 | 葉牡丹や女ばかりの昼の酒 |
40 | 帰らなんいざ草の庵は春の風 をやめる) |
41 | 伊勢海老の死の曲線や油ぎる |
42 | 柚子山の柚子に溶けこむ膝頭 |
43 | 冬籠り猫が聾になりしよな |
44 | 母といて銭使わず芹なずな |
45 | ああといひて吾を生みしか大寒に |
46 | 仮縫で二三歩あるく春着かな |
47 | パンツ脱ぐ遠き少年泳ぐのか |
48 | 夕立は貧しき町を洗ひ去る |
49 | 膝に来て模様に満ちて春着の子 |
50 | 草山に馬放ちけり秋の空 |
2024年9月21日 13時48分更新(随時更新中)