現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年8月23日のデイリーキーワードランキング
1 | あをあをと空を残して蝶分れ |
2 | 石臼の今は踏み石処暑の風 |
3 | 音すべて大樹に吸はれ処暑の宮 |
4 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
7 | 鮟鱇の骨まで凍てぶちきらる |
8 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
9 | 水脈の果て炎天の墓碑を置きて去る |
10 | 鉛筆を耳にはさみて鳥の日よ |
11 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
12 | 八月や六日九日十五日 |
13 | 秋の昼ぼろんぼろんと艀ども |
14 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
15 | 山国や空にただよう花火殻 |
16 | あぶらなの花にはろけささしかかる |
17 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
18 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
19 | 定時制教室さくら片明り |
20 | 秋風やひとさし指は誰の墓 |
21 | あの世へも顔出しにゆく大昼寝 |
22 | 風鈴のひとり言きく 夕茜 |
23 | 春雨や傘さして見る絵草子屋 |
24 | 朱欒割りサド侯爵の忌を修す |
25 | 風騒の一日雪と風のなか |
26 | おにをこぜ徹頭徹尾おにをこぜ |
27 | 恋猫の恋する猫で押し通す |
28 | かあちゃんよ今はどのへん春彼岸 |
29 | 川上を目指す動機のないメダカ |
30 | せせらぎの音のしてゐる猫柳 |
31 | 街角の風を売るなり風車 |
32 | えご散るや沓かんばしきソクラテス |
33 | 林檎剥くとき正面を考える |
34 | 嫁ぐすぐ妊るあはれ桜草 |
35 | 邯鄲のみどり透きゆく命かな |
36 | 炭坑の穢のゆふべしづかに霧の中 |
37 | 海に出て木枯帰るところなし |
38 | 肉皿に秋の蜂来るロッジかな |
39 | けふできて光り一日苗代田 |
40 | 顔をうつ万葉の滝しぶき |
41 | 秋の夜や紅茶をくぐる銀の匙 |
42 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
43 | 里芋の煮ころがしこそ一哲理 |
44 | 見失う時なお高みなる夏の蝶 |
45 | 大雪は豊作なりし柏手打つ |
46 | 老農の眉目しづかに田水沸く |
47 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
48 | 木の葉髪賞状筒に巻いてをり |
49 | イカロスの落命想ふ炎暑かな |
50 | 韃靼の馬は海月に繋がれて |
2024年11月11日 06時52分更新(随時更新中)