現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年8月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 重ね着の中に女のはだかあり |
2 | 地階の灯春の雪ふる樹のもとに |
3 | ひかりの野へ君なら蝶に乗れるだろう |
4 | ほろほろ酔うて木の葉ふる |
5 | 秋の淡海かすみて誰にもたよりせず |
6 | 雉子の眸のかうかうとして売られけり |
7 | 紅葉の嶺大夕映えの天にあり |
8 | あんずあまさうなひとはねむさうな |
9 | 墓のうらに廻る |
10 | 蝉しぐれもはや戦前かもしれぬ |
11 | 鈴虫の鳴くや二タ鈴三鈴半 |
12 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
13 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
14 | 紫陽花や風雨の中の藍微塵 |
15 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
16 | 向日葵の蕊を見るとき海消えし |
17 | 春や昔十五万石の城下哉 |
18 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
19 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
20 | 別るるや夢一筋の天の川 |
21 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
22 | 雁の数渡りて空に水尾もなし |
23 | 夏草に気罐車の車輪来て止る |
24 | 句読点なきかなかなの夕まぐれ |
25 | 月明のいづくか悪事なしをらむ |
26 | 枯るる貧しさ厠に妻の尿きこゆ |
27 | 青芒一痕として生まれしか |
28 | 大文字起筆となりにけり |
29 | 水澄みて四方に関ある甲斐の国 |
30 | 御空より発止と鵙や菊日和 |
31 | 切干大根真白に乾きさざ波す |
32 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
33 | 音すべて大樹に吸はれ処暑の宮 |
34 | ある闇は蟲の形をして哭けり |
35 | 朝顔の紺のかなたの月日かな |
36 | 啓蟄や針近づけて糸通す |
37 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
38 | 夏椿ことばとなれば濁るなり |
39 | 天地水明あきあきしたる峠の木 |
40 | 甲板に寝て銀漢を胸の上 |
41 | 舌に付く一本の髪十六夜は |
42 | 燃えさかり筆太となる大文字 |
43 | 盲目の愛おしなべて花野なり |
44 | 吸殻を炎天の影の手が拾ふ |
45 | 夕暮の風のこもりて山櫻 |
46 | 生きかはり死にかはりして打つ田かな |
47 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
48 | うつむきてゆきもどる日々雲雀鳴く |
49 | おそるべき君等の乳房夏来る |
50 | 思想までレースで編んで 夏至の女 |
2024年11月13日 15時34分更新(随時更新中)