現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年9月18日のデイリーキーワードランキング
1 | 祈るべき天とおもえど天の病む |
2 | 海で訣れた夕日とくらい死角で逢う |
3 | 海とどまりわれら流れてゆきしかな |
4 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
5 | 重ね着の中に女のはだかあり |
6 | てのひらの静かなる飢青くるみ |
7 | 賜りし刻や光やひつじ草 |
8 | 玉虫の光残して飛びにけり |
9 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
10 | ある僧の月を待たずに帰りけり |
11 | このまま眠れば多摩川心中いぬふぐいり |
12 | 苦瓜の路地より手織り機の音 |
13 | うちの蝶としてとんでいるしばらく |
14 | 桐の実が鳴れり覆面の競走馬 |
15 | 馬柵つづくかぎり空ある月見 |
16 | 目つむりていても吾を統ぶ五月の鷹 |
17 | 愛咬のまま陸前の月夜茸 |
18 | 風見鶏ひとり月見をしていたり |
19 | ドア開き色なき風の中に居る |
20 | 蛾が卵生みをり推理小説閉づ |
21 | わが余生満たす坪畑春の耕 |
22 | 春雷や布団の上の旅衣 |
23 | 水着脱ぐにも音楽の要る若者達 |
24 | モナリザの声の生るる 麦の秋 |
25 | 素顔さへ仮面にみゆる謝肉祭 |
26 | 父はやく死にしあと母風の盆 |
27 | 虫螻蛄と侮られつつ生を享く |
28 | 草山に馬放ちけり秋の空 |
29 | 春や昔十五万石の城下哉 |
30 | 妻を呼ぶでつかい十五夜見に出でよ |
31 | 賴信紙ざら/\とせり蛾をつゝむ |
32 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
33 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
34 | 仏生会鎌倉の空人歩く |
35 | 赤すぎはせぬか参道の葉鶏頭 |
36 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
37 | 草の花褒める言葉をさがしおり |
38 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
39 | 母の手に強か過ぎた玉蜀黍 |
40 | 月餅をとどけられゐし良夜かな |
41 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
42 | メロンの香に溺れ病閑睡りしか |
43 | 仏性は白き桔梗にこそあらめ |
44 | かまきり誕生天才なれば透明に |
45 | 除夜の妻白鳥のごと湯浴みをり |
46 | 手を拍って鯉をはげます十三夜 |
47 | とうふ屋が切り分けている春の水 |
48 | 山眠るまでに書かねば遺言書 |
49 | 男郎花に憩ふ歩荷の面構へ |
50 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
2024年11月13日 15時33分更新(随時更新中)