現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年12月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 柚子風呂に聖痕のなき胸ひたす |
2 | この道しかない春の雪ふる |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
5 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
6 | 葱切つて溌剌たる香悪の中 |
7 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
8 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
9 | 芋の露連山影を正しうす |
10 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
11 | 去年今年貫く棒の如きもの |
12 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
13 | 行く年や葱青々とうら畠 |
14 | 重ね着の中に女のはだかあり |
15 | 冬至の日人あかあかと通るなり |
16 | 勝負せずして七十九年老の春 |
17 | 蝉時雨子は擔送車に追ひつけず |
18 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
19 | 易々と還暦通過 東天紅 |
20 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
21 | 初暦知らぬ月日は美しく |
22 | 還暦をすぎ春風のよく見える |
23 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
24 | この景に優るものなし初日の出 |
25 | 老鶯や溶岩に松ある散歩道 |
26 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
27 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
28 | 蝉時雨子は担送車に追ひつけず |
29 | 檻の鷲寂しくなれば羽搏つかも |
30 | 霧島は神話の世界冬至風呂 |
31 | 彼一語我一語秋深みかも |
32 | 初暦赤エンピツの二重丸 |
33 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
34 | 冬深し柱の中の濤の音 |
35 | 二つ三つ嘘見え泥鰌飼ってゐる |
36 | たましひのたとへば秋のほたる哉 |
37 | すんなりと言葉が出ない唐辛子 |
38 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
39 | 山桜雪嶺天に声もなし |
40 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
41 | 願ふより謝すこと多き初詣 |
42 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
43 | から松は淋しき木なり赤蜻蛉 |
44 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
45 | 一行の添え書に見る年賀状 |
46 | 大津絵の鬼が鉦打ち寒明くる |
47 | 陽へ病む |
48 | シクラメン花の裳をかゝげ初む |
49 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
50 | さみだれや船がおくるる電話など |
2024年9月21日 13時25分更新(随時更新中)