現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年3月18日のデイリーキーワードランキング
1 | 重ね着の中に女のはだかあり |
2 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
3 | 犬一猫二われら三人被爆せず |
4 | トランプの王家悲しげ四月馬鹿 |
5 | アディオス!この暁闇の花時計 |
6 | 海に出て木枯帰るところなし |
7 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
8 | 大根の花紫野大徳寺 |
9 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
10 | 春の月大笑ひして別れけり |
11 | 涸沼や眼をむく地震予知なまず |
12 | 祈るべき天とおもえど天の病む |
13 | 八月の翳ひきずって古希揃う |
14 | 今年こそ恐れず怯まず捉われず |
15 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
16 | 咲き切つて薔薇の容を越えけるも |
17 | 眠られぬ夜を坂と呼ぶのか |
18 | ゆく春やをりをりたかき沖津波 |
19 | 死ぬときは着のみ着のまま寒からん |
20 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
21 | なまはげに子等のおびえる藁衣 |
22 | 水枕ガバリと寒い海がある |
23 | 痰一斗糸瓜の水も間に合はず |
24 | 西鶴忌帯を低めによろけ縞 |
25 | 赤鬼の如き異人や土用波 |
26 | マリが住む地球に原爆などあるな |
27 | 地震後の石垣の罅すみれ咲く |
28 | 冬紅葉はさみて句帳まだ白し |
29 | 踏まれても咲く蒲公英のど根性 |
30 | 柿の色脳裏に荒れし海を見る |
31 | 若鮎の二手になりて上りけり |
32 | 眠り足る朝さみしかり巴旦杏 |
33 | 放射能雨むしろ明るし雜草と雀 |
34 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
35 | 囀りがゆっくり溶ける西行忌 |
36 | 嗚呼と言えば淋しい蛇が穴を出る |
37 | 青蘆に夕波かくれゆきにけり |
38 | 合鍵を回す音せり雪しまき |
39 | 鍬入れの気合に雪の地鎮祭 |
40 | 椎茸を干して足腰強くなる |
41 | 愛なくて時雨を待っている一人 |
42 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
43 | しんがりに転生の吾蟻の列 |
44 | 風に落つ楊貴妃桜房のまま |
45 | すみれ雨泣きて還らぬものばかり |
46 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
47 | 娼窟に繩とびの繩ちらちらす |
48 | サイネリア待つといふこときらきらす |
49 | 蓋もののなかの佃煮走り梅雨 |
50 | 逢ひがたく逢ひ得し一人静かな |
2024年11月11日 07時08分更新(随時更新中)