現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年12月7日のデイリーキーワードランキング
1 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
4 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
5 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
6 | 竜天に昇る暁雲輝やかし |
7 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
8 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
9 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
10 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
11 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
12 | 白炎をひいて流氷帰りけり |
13 | しみじみと年の港といひなせる |
14 | 春ひとり槍投げて槍に歩み寄る |
15 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
16 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
17 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
18 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
19 | 日々勤め晩夏陸橋人に従き |
20 | 残生の何に追はるる虎落笛 |
21 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
22 | 着ぶくれて浮世の義理に出かけけり |
23 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
24 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
25 | たてよこに富士伸びてゐる夏野かな |
26 | 冬支度して今生の白い飯 |
27 | 若鮎の二手になりて上りけり |
28 | 去年今年貫く棒の如きもの |
29 | 来し方を悔い無しとして年惜しむ |
30 | うしろ姿の時雨てゆくか |
31 | 春や昔十五万石の城下哉 |
32 | 芋の露連山影を正しうす |
33 | 初蝶を夢の如くに見失ふ |
34 | ラガー等のそのかちうたのみじかけれ |
35 | この道の富士になりゆく芒かな |
36 | 湯豆腐やいのちのはてのうすあかり |
37 | 引いてやる子の手のぬくき朧かな |
38 | 七日はや煤によごれし軒雀 |
39 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
40 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
41 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
42 | こんなよい月を一人で見て寝る |
43 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
44 | 薬屋に寄り道をして穴惑い |
45 | 漬物桶に塩ふれと母は産んだか |
46 | 空にまつかなうろこが跳ねる金曜日 |
47 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
48 | 冬日向小石裏返してやりぬ |
49 | 仮の世のほかに世のなし冬菫 |
50 | 新酒醸すガーゼのようなともしびに |
2024年9月21日 13時48分更新(随時更新中)