現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年3月27日のデイリーキーワードランキング
1 | 我が声の吹き戻さるる野分かな |
2 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
3 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
4 | 月一輪凍湖一輪光あふ |
5 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
6 | 炎昼の男は無言万華鏡 |
7 | 腸に春滴るや粥の味 |
8 | 普段着の母しか知らず蓮餅 |
9 | ころぶすや蜂腰なる夏痩女 |
10 | 睦ごとはこのごろとんと桜餅 |
11 | 遠足の一輛電車菜花伸ぶ |
12 | をかしさよ銃創吹けば鴨の陰 |
13 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
14 | 花のやうに肉を盛り付け多佳子の忌 |
15 | 冴え返る古刹に残る手斧あと |
16 | 林中に日向あるなり花きぶし |
17 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
18 | 木の葉髪昭和ひきずり老いゆくも |
19 | 分け入つても分け入つても青い山 |
20 | 捨て鶏が鳴いて一山春めけり |
21 | 学帽を耳に支へて入学す |
22 | 甘茶仏虹は海棠より淡く |
23 | 藍壺に泥落したる燕かな |
24 | 袋角鬱々と枝を岐ちをり |
25 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
26 | 人類の歩むさみしさつちふるを |
27 | 居酒屋のおでんで一献傾けり |
28 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
29 | 極楽も陸続きなる麦埃 |
30 | うしろ姿の時雨てゆくか |
31 | あるときは船より高き卯浪かな |
32 | 河津桜に雨金目鯛のひもの |
33 | 芋の露連山影を正しうす |
34 | うぐいすや蛇口の水を細くして |
35 | 甲冑にまだある気魄今朝の秋 |
36 | 爛々と虎の眼に降る落葉 |
37 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
38 | 朝寝せり孟浩然を始祖として |
39 | 遠雷や義理固く生き不整脈 |
40 | 芽木の山探しきれないキーワード |
41 | もとの名は福武書店つばくろめ |
42 | 不敢取借金返済の顔ガラスへ写す |
43 | 何んにもないってことはない木の芽吹く |
44 | まながひに青空落つる茅花かな |
45 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
46 | 大和よりヨモツヒラサカスミレサク |
47 | 春の夜のすこしもつれし話かな |
48 | 聖玻璃に一点の蜘蛛 原爆都市 |
49 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
50 | 山畑に屈みて胸を暗うせり |
2024年9月21日 13時21分更新(随時更新中)