現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年4月10日のデイリーキーワードランキング
1 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
2 | 秋深しふき井に動く星の数 |
3 | 夜桜やあぶない橋を渡ろうか |
4 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
5 | 十三夜乳首を紅く塗る狸 |
6 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
7 | 愛咬のまま陸前の月夜茸 |
8 | 折れ易き白墨ばかり土用浪 |
9 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
10 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
11 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
12 | 葉桜の中の無数の空さわぐ |
13 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
14 | 桜蘂降るがやがや記号騒がしい |
15 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
16 | 退屈なガソリンガール柳の芽 |
17 | 溶接工脛まで灼きて梨を食ぶ |
18 | 鶏頭を抜けばくるもの風と雪 |
19 | 山桜雪嶺天に声もなし |
20 | 茅の穂の火照りの中に人は老い |
21 | 荷車の消えるまで音鎮花祭 |
22 | 烏瓜蔓長々と山を引く |
23 | 春埃たまる神経過敏症 |
24 | 夕桜あの家この家に琴鳴りて |
25 | あぶらなの花にはろけささしかかる |
26 | 幽冥へおつる音あり灯取虫 |
27 | 葱坊主童の持ちし土光り |
28 | 胎内の水音聴いてゐる立夏 |
29 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
30 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
31 | 祖母山も傾山も夕立かな |
32 | 若鮎の二手になりて上りけり |
33 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
34 | 熾る火に向かう面や薪能 |
35 | まなうらに薄き玻璃ある二月かな |
36 | 無月かな禅坊主に鼻捻られる |
37 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
38 | 梨咲くと葛飾の野はとの曇り |
39 | 睦ごとはこのごろとんと桜餅 |
40 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
41 | 語らいは遠き日のこと母子草 |
42 | 人はみななにかにはげみ初桜 |
43 | つねに一二片そのために花篝 |
44 | 湯の少女臍すこやかに山ざくら |
45 | 九条の枝を手折るか桜人 |
46 | ただ妻の支持のみ確か蟇低音 |
47 | 愛されずして沖遠く泳ぐなり |
48 | この丘のつくしをさなききつね雨 |
49 | 峠見ゆ十一月のむなしさに |
50 | 竜天に昇る暁雲輝やかし |
2024年9月21日 13時32分更新(随時更新中)