現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年4月19日のデイリーキーワードランキング
1 | 麩や何かと集ひ戦中派 |
2 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
3 | 病む母の薄眼に満ちて花万朶 |
4 | 伸び過ぎのアスパラガスほどな粗忽 |
5 | 鮟鱇もわが身の業も煮ゆるかな |
6 | 茅花野のそよ風人を励ましむ |
7 | 仁王門招かれ往けば枝垂花 |
8 | 鳥帰るいづこの空もさびしからむに |
9 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
10 | 若鮎の 二手になりて 上りけり |
11 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
12 | ひとつ咲く酒中花はわが恋椿 |
13 | 穀雨かな世の一隅に安らぎて |
14 | 春や昔十五万石の城下哉 |
15 | 還らじの人指折りて花朧 |
16 | 若草やかがやきわたるゴルフ場 |
17 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
18 | 陽へ病む |
19 | もの置けばそこに生れぬ秋の蔭 |
20 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
21 | 地図になき村しんかんと穀雨かな |
22 | 梨の花夕べあつまる後継者 |
23 | 蛍火や疾風のごとき母の脈 |
24 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
25 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
26 | 海は母郷水泡曳きずる小舟いて |
27 | おたまじゃくし並んで流れれば兄弟 |
28 | 若鮎の二手になりて上りけり |
29 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
30 | ちるさくら海あをければ海へちる |
31 | 上靴にカタカナの名入学式 |
32 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
33 | 酒の肴は句敵の悪口 泡噴くビール |
34 | のどけしや象の背を掃く竹箒 |
35 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
36 | 大賢は大愚に似たり生身魂 |
37 | 足の立つ嬉しさに萩の芽を検す |
38 | 福寿草家族のごとくかたまれり |
39 | 山滴るいっぱい蒐めた鳥の切手 |
40 | 泣きやめて師へ奉る雪兎 |
41 | 羽子板や子はまぼろしのすみだ川 |
42 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
43 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
44 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
45 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
46 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
47 | 人も旅人われも旅人春惜しむ |
48 | 一葉忌厨の隅のマッチ箱 |
49 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
50 | 重ね着の中に女のはだかあり |
2024年9月21日 13時21分更新(随時更新中)