現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年5月27日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
3 | 老鴬や珠のごとくに一湖あり |
4 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
5 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
6 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
7 | あをあをと空を残して蝶分れ |
8 | いなびかり北よりすれば北を見る |
9 | 重ね着の中に女のはだかあり |
10 | 分け入つても分け入つても青い山 |
11 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
12 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
13 | 屋上の泡泡泡や夕薄暑 |
14 | 田植女のまろび寝ふかし荒筵 |
15 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
16 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
17 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
18 | 伸び過ぎのアスパラガスほどな粗忽 |
19 | 少年の見遣るは少女鳥雲に |
20 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
21 | 茅の輪くぐる胸ぐらという薄明かり |
22 | 植樹祭昼のひぐらし水ゆくごと |
23 | たつぷりと泣き初鰹食ひにゆく |
24 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
25 | 仏性は白き桔梗にこそあらめ |
26 | 潮騒を遠く近くに花南瓜 |
27 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
28 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
29 | たんぽぽや長江濁るとこしなへ |
30 | しづかなる力満ちゆきばつたとぶ |
31 | ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜 |
32 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
33 | 海に出て木枯帰るところなし |
34 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
35 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
36 | 八月の翳ひきずって古希揃う |
37 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
38 | 葉桜の中の無数の空さわぐ |
39 | 老人よどこも網戸にしてひとり |
40 | 四阿は木漏れ日の中池小春 |
41 | 土不踏なければ雛倒れけり |
42 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
43 | おそく来て若者一人さくら鍋 |
44 | 香水の一滴づつにかくも減る |
45 | まむし草睨まれ通る関所跡 |
46 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
47 | 灰のように鼬のように桜騒 |
48 | 例外なきなど退屈な茄子の花 |
49 | 山滴るいっぱい蒐めた鳥の切手 |
50 | 竜天に昇る暁雲輝やかし |
2024年11月11日 06時58分更新(随時更新中)