現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年7月3日のデイリーキーワードランキング
1 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
2 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
3 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
4 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
5 | いなびかり北よりすれば北を見る |
6 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
7 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
8 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
9 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
10 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
11 | 枯山の月今昔を照らしゐる |
12 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
13 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
14 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
15 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
16 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
17 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
18 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
19 | 半夏生ゴッホ展出てよりの難聴 |
20 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
21 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
22 | 咳をしても一人 |
23 | こんなよい月を一人で見て寝る |
24 | 半夏生鰭長き魚切らるるよ |
25 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
26 | 陽へ病む |
27 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
28 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
29 | 土地っ子の抜け道通る 年の暮れ |
30 | 煩悩包む百九枚目の紙を漉く |
31 | 瀧落ちて群青世界とどろけり |
32 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
33 | 白桃に入れし刃先の種を割る |
34 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
35 | にぎりしめにぎりしめし掌に何もなき |
36 | 百日紅ごくごく水を呑むばかり |
37 | 馬酔木咲く金堂の扉にわが触れぬ |
38 | ひまはりの人を恐れぬ高さかな |
39 | 荒梅雨やじゆつと一気に炒めもの |
40 | すさまじき木々のすつくと骨がらみ |
41 | 曲屋の盗っ人となる居待ち月 |
42 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
43 | ゆらゆらと団扇の母の夢の中 |
44 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
45 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
46 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
47 | 俺やおれやと雪降る夜の戸を叩く |
48 | 潮騒で終はるシネマや花曇 |
49 | 赤富士に露滂沱たる四辺かな |
50 | おもざしの風にあふれてところてん |
2024年11月11日 07時09分更新(随時更新中)