現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年10月13日のデイリーキーワードランキング
1 | 木犀の香や年々のきのふけふ |
2 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
3 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
4 | まだもののかたちに雪の積もりをり |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | いなびかり北よりすれば北を見る |
7 | つまみたる山を春野に下ろしけり |
8 | ふるさとの土の底から鉦たたき |
9 | いろいろな泳ぎ方してプールにひとり |
10 | いわし雲おおいなる瀬をさかのぼる |
11 | 冬ざるるリボンかければ贈り物 |
12 | 眼裏に祖母住んでいる稲架襖 |
13 | 手庇を何回したり春の山 |
14 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
15 | 春の蝉迷ひゐしこと目覚めさす |
16 | 首あげて折々見るや庭の萩 |
17 | 雪霏々と俯瞰の町の遠灯り |
18 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
19 | 握手で逢い握手で別る夕花野 |
20 | あらかたは二番煎じに初時雨 |
21 | 雪虫がとび亡命の空となる |
22 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
23 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
24 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
25 | おそるべき君等の乳房夏来る |
26 | サルビヤを踏みにじりては朱に溺れ |
27 | 羅に眼あつまるクラス会 |
28 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
29 | 竜天に登り近江に卵一つ |
30 | 餘生なほなすことあらむ冬苺 |
31 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
32 | ちるさくら海あをければ海へちる |
33 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
34 | 何本咲いても水引草の花であり |
35 | 生涯に何歩あゆむやいわし雲 |
36 | 夕暮の風のこもりて山櫻 |
37 | しまい湯といえど二人目河鹿笛 |
38 | 夕花野これより先は姥捨山 |
39 | 自然薯を掘りし荒息埋めてくる |
40 | 一葉の心の秘密秋惜しむ |
41 | あるときは船より高き卯浪かな |
42 | 老人と子供と多し秋祭 |
43 | ほたるこい携帯電話眠らせて |
44 | 子の鼻血プールに交じり水となる |
45 | 春雪三日祭りの如く過ぎにけり |
46 | 底冷えの靴鳴らし行く夜のしじま |
47 | ちちろ虫女体の記憶よみがへる |
48 | ひとりでは五月の海の青すぎる |
49 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
50 | 落日に橋つつまれし空襲忌 |
2024年11月11日 06時56分更新(随時更新中)