現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年10月14日のデイリーキーワードランキング
1 | その奥も咲きてしづもる桜かな |
2 | 裏富士の月夜の空を黄金虫 |
3 | いなびかり北よりすれば北を見る |
4 | 秋袷遊びごころはまだ少し |
5 | 木洩れ日の素顔にあたり秋袷 |
6 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
7 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
8 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
9 | 芋の露連山影を正しうす |
10 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
11 | この道しかない春の雪ふる |
12 | すれちがい移り香残し秋袷 |
13 | 白鳥といふ一巨花を水に置く |
14 | 三寒の瀧と四温の枯木灘 |
15 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
16 | 鏡花忌のMRIへ四肢潜る |
17 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
18 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
19 | 薔薇の芽に夜は満天の星応ふ |
20 | 冬の水一枝の影も欺かず |
21 | 良夜かな赤子の寝息麩のごとく |
22 | 大木にして南に片紅葉 |
23 | 初蝶来何色と問ふ黄と答ふ |
24 | 秋深むたかが一句に見くびられ |
25 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
26 | 拉致の島サタンが棲むか烏賊襖 |
27 | そそりたつ帆柱石や秋晴るる |
28 | 吹き晴れて月は天心かぞえ日に |
29 | 僧形の魚をたどれば花あやめ |
30 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
31 | イエスよりマリアは若し草の絮 |
32 | 水飲むや太りだしたる雲の峰 |
33 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
34 | くはれもす八雲旧居の秋の蚊に |
35 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
36 | シャガールの空や枝豆ゆであがる |
37 | くわんおんのそびらもあおきころもがへ |
38 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
39 | 韃靼の馬は海月に繋がれて |
40 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
41 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
42 | シェパードが先に着きたる避暑地かな |
43 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
44 | 障子しめて四方の紅葉を感じをり |
45 | あきぐみに陽の匂う風吹き来たる |
46 | 月光にいのち死にゆくひとと寝る |
47 | あけびの実軽しつぶてとして重し |
48 | 田仕舞の煙を遠に安房上総 |
49 | 水枕ガバリと寒い海がある |
50 | 精神はぽつぺんは言うぞぽつぺん |
2024年11月11日 07時08分更新(随時更新中)