現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年10月20日のデイリーキーワードランキング
1 | 天寿とは昼寝の覚めぬ御姿 |
2 | 愛されることのみ覚え薄紅葉 |
3 | 秋蚊うつ手応へのなきてのひらに |
4 | 金木犀の音満ちてゆく夜明け |
5 | 芋の露連山影を正しうす |
6 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
7 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
8 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
9 | 乗鞍のかなた春星かぎりなし |
10 | 母に添い涙もろくなる菊月 |
11 | 夕紅葉ゆれる心の内に落つ |
12 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
13 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
14 | 縄文を偲ぶ貝焼木の実独楽 |
15 | 蟷螂の振りむき揺るる新宮市 |
16 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
17 | 月のもの代る代るに梅雨家族 |
18 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
19 | 眼の中の雪を数えて二度童 |
20 | 秋の海佐渡とおぼしき点一つ |
21 | 商店街まるでサンタの国なりし |
22 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
23 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
24 | 秋惜む神をおそれぬ高さより |
25 | うしろ手に一寸紫式部の実 |
26 | 元日や山明けかかる雪の中 |
27 | 金婚の傘寿と喜寿の鬼やらひ |
28 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
29 | 七月の青嶺まぢかく熔鑛炉 |
30 | 船のやうに年逝く人をこぼしつつ |
31 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
32 | うしろ姿の時雨てゆくか |
33 | 浜昼顔潮騒子守唄にして |
34 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
35 | 凍て蝶の宿になりしか石仏 |
36 | 夏至の月更けて日記の一行に |
37 | 雷光に妙義走らす嶺と※ |
38 | 桐の花故里遠き無用者 |
39 | 霧ふかきは心ふかきのかたちかな |
40 | 露の玉疾駆の鞭の多すぎし |
41 | チューリップ芽の巻貝より海の唄 |
42 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
43 | 釣瓶落しといへど光芒しづかなり |
44 | 水枕ガバリと寒い海がある |
45 | 一本のすでにはげしき花吹雪 |
46 | 恋猫の秋波を感ず窓の内 |
47 | 青吉野、木樹の香を浴び六林男句碑 |
48 | 鯛の骨たたみにひらふ夜寒かな |
49 | 抱かれるごと高階に虹を見る |
50 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
2024年11月13日 15時12分更新(随時更新中)