現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年11月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
2 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
3 | 力なく降る雪なればなぐさまず |
4 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
5 | 一行の添え書に見る年賀状 |
6 | 早乙女の夕べの水にちらばりて |
7 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
8 | 年玉をいただいてより迷い箸 |
9 | 薪能夜叉になるまで足鳴らす |
10 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
11 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
12 | 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ |
13 | 凍鶴が羽根ひろげたるめでたさよ |
14 | 秋風に二人飯食ふ競ふごとし |
15 | 竜の玉俳句は降りてこなかった |
16 | 去年今年貫く棒の如きもの |
17 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
18 | 鬼やんま風に乗り来る通し土間 |
19 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
20 | 深雪道来し方行方相似たり |
21 | 初富士を隠さふべしや深庇 |
22 | 芋の露連山影を正しうす |
23 | 十五夜に寝静まる屋根続きけり |
24 | 冬耕の鷺より昏れて白髪澄む |
25 | わが生きる心音トトと夜半の冬 |
26 | 暗闇牛を押す友がいてお正月 |
27 | 月赤し犬に小さき坐りだこ |
28 | 箒木に影といふものありにけり |
29 | 殴られやすき男あつまる冬の山 |
30 | かいつぶり潜りて日差しくぼみけり |
31 | 柊の花一本の香りかな |
32 | 海に出て木枯帰るところなし |
33 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
34 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
35 | 二日はや雀色時人恋し |
36 | 妻の身に音楽貯る毛糸編み |
37 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
38 | 熾る火に向かう面や薪能 |
39 | 辛夷の芽嬰にみなぎる泣く力 |
40 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
41 | 竹の葉騒は冴ゆる眼鏡に數知れず |
42 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
43 | ところてん煙のごとく沈みをり |
44 | 日の障子太鼓の如し福寿草 |
45 | 惻々と厚雲よりの雁の聲 |
46 | 鍋ぶたのブクブク浮いて寒満月 |
47 | 大脳のよろめきに照る桜かな |
48 | 青年へ愛なき冬木日曇る |
49 | 土地っ子の抜け道通る 年の暮れ |
50 | 月一輪凍湖一輪光あふ |
2024年11月13日 15時33分更新(随時更新中)