現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年3月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 犬猫は飼わぬ落人山茂る |
2 | この道しかない春の雪ふる |
3 | 診療の午後へずれ込む大暑かな |
4 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
5 | 散らし雨遅咲き桜満開に |
6 | 缶蹴ってたちまち桜吹雪かな |
7 | 校門を出て無口なる卒業子 |
8 | 裏切りの日々まだ散らぬ山桜 |
9 | 花吹雪わが散骨の日のごとく |
10 | かたまつて薄き光の菫かな |
11 | 病む母の薄眼に満ちて花万朶 |
12 | まだまだと枯れぬ漢の河豚の鍋 |
13 | へうへうと落葉蘇生すあまたたび |
14 | 本買へば表紙が匂ふ雪の暮 |
15 | 謎解けるまでのめり込む雪柳 |
16 | みんな夢雪割草が咲いたのね |
17 | 茎右往左往菓子器のさくらんぼ |
18 | 法医学・桜・暗黒・父・自涜 |
19 | 夕方の影あいまいに春障子 |
20 | 花筏行きとどまりて夕日溜む |
21 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
22 | 荒縄で藁縛られてある中秋 |
23 | 春蘭の花芽をかぞえ癒えており |
24 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
25 | 訪う時も訪わるる時も花の雨 |
26 | 身にしむや阿武隈川の渡船跡 |
27 | 青空や花は咲くことのみ思ひ |
28 | 鷹翔てば畦しんしんとしたがへり |
29 | 見えている木だから炎天きしませる |
30 | 雑草もあるがままなる花野かな |
31 | 抱きあってふたりがながすみず違う |
32 | 菜種梅雨念仏の膝つめあわせ |
33 | 小鳥来て俳句一つを落しゆく |
34 | あんぱんの葡萄の臍や春惜しむ |
35 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
36 | 雪とけて道草好きな理科教師 |
37 | 春さむし出合ひがしらに山頭火 |
38 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
39 | 海に出て木枯帰るところなし |
40 | 幾千の夜を溶かして芽木匂う |
41 | 春昼といふ大いなる空虚の中 |
42 | 山鉾の切尖天を擽れり |
43 | 永き日の鐘と撞木の間かな |
44 | 初桜月の光が触れている |
45 | 柚子の馬鹿まだよい返事聞いてない |
46 | 呼びとめて二人となりぬ花明り |
47 | 木の芽時用心深く髭を剃る |
48 | 立ち上がる直射日光被爆者忌 |
49 | 睦ごとはこのごろとんと桜餅 |
50 | 洗へば大根いよいよ白し |
2024年11月11日 07時08分更新(随時更新中)