現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年7月20日のデイリーキーワードランキング
1 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
2 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
3 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
4 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
5 | 桔梗にあいまいな色なかりけり |
6 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
7 | 秋の蝶よりも遊女の低き墓 |
8 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
9 | この町に生くべく日傘購ひにけり |
10 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
11 | 沈黙は人恋うる距離十三夜 |
12 | 桐の咲きたる早朝の信濃川 |
13 | 瞳孔を薬でひらき夕端居 |
14 | カンナ咲く遥かな海を照らしつつ |
15 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
16 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
17 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
18 | 兄以上恋人未満掻氷 |
19 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
20 | 炎天より僧ひとり乗り岐阜羽島 |
21 | 家に時計なければ雪はとどめなし |
22 | 頭使お 体動かそ 木木芽吹く |
23 | しつかりと降りしつかりと梅雨晴間 |
24 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
25 | 曼珠沙華に鞭うたれたり夢さむる |
26 | 登山者は刻を惜しまず大花野 |
27 | 若鮎の二手になりて上りけり |
28 | 口笛を吹けぬ子とゐて夕端居 |
29 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
30 | まつりごとみだれて夏の石女たち |
31 | 青すだれ油断している女体山 |
32 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
33 | 轍また深みにはいり夏大根 |
34 | 百色を使い果せり濃紫陽花 |
35 | 湯舟にて菖蒲啣えし首なりけり |
36 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
37 | 向日葵の芯は焦土の匂いかな |
38 | むきだしの命はねたり青がえる |
39 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
40 | 青柿や化粧して顔苦しかり |
41 | 十二支みな闇に逃げこむ走馬灯 |
42 | 梅雨夕焼だんだん怖き童唄 |
43 | 軽鳧の子が灯心ぐさを分けてくる |
44 | 草むらも酷暑の夜勤もみな苛立ち |
45 | 木瓜蕾む突如女の酔笑 |
46 | ふるさとは無言に満ちて青田風 |
47 | 向日葵の空かがやけり波の群 |
48 | 蛇衣を脱ぎまつさきに家に来る |
49 | こまくさに胎蔵界のとどろくよ |
50 | 葉桜や人に知られぬ昼あそび |
2024年11月11日 07時08分更新(随時更新中)