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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2014年6月20日のデイリーキーワードランキング

1

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
2

戦争が廊下の奥に立つてゐた
3

赤い椿白い椿と落ちにけり
4

いなびかり北よりすれば北を見る
5

薄氷の吹かれて端の重なれる
6

水の地球すこしはなれて春の月
7

滝落ちて群青世界とどろけり
8

金剛の露ひとつぶや石の上
9

暗黒や関東平野に火事一つ
10

せきをしてもひとり
11

プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ
12

火の色に翼塗られて梅雨の鳥
13

桐一葉日当りながら落ちにけり
14

ふくろうに聞け快楽のことならば
15

涼風の一塊として男来る
16

船頭の四五人歩く秋の暮
17

青蛙おのれもペンキぬりたてか
18

乳母車夏の怒濤によこむきに
19

色決めぬ藍の鮮やか七変化
20

露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す
21

六月を奇麗な風の吹くことよ
22

匙なめて童たのしも夏氷
23

筋書は出来たバラの芽よ出番
24

強力の歩く哲学夏の尾瀬
25

星空へ店より林檎あふれをり
26

螢籠昏ければ揺り炎えたたす
27

まなうらに薄き玻璃ある二月かな
28

リハビリの妻を叱咤す春一番
29

木苺をつぶして水の民でいる
30

子の髪の風に流るる五月来ぬ
31

寂しさを募らせるごと枯銀杏
32

麦踏みのまたはるかなるものめざす
33

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
34

跳箱の突手一瞬冬が来る
35

泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む
36

分け入つても分け入つても青い山
37

万緑の中や吾子の歯生え初むる
38

いくたびも雪の深さを尋ねけり
39

濁り鮒今も生家に飼われおり
40

飄客の束ね髪なり雪景色
41

三枚におろされている薄暑かな
42

初富士にかくすべき身もなかりけり
43

手の砂を砂に垂らせり大夕焼
44

百色を使い果せり濃紫陽花
45

片陰が消しゆく午後の交差点
46

山桃の日陰と知らで通りけり
47

山雀や頬白ければ四十雀
48

かなかなやなかなかあへぬひとに逢ふ
49

炎天の遠き帆やわがこころの帆
50

秋ざくらこの八枚をおのれとす


2024年11月13日 15時34分更新(随時更新中)
 

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