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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2014年8月26日のデイリーキーワードランキング

1

せきをしてもひとり
2

いなびかり北よりすれば北を見る
3

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
4

ほととぎすあすはあの山こえて行かう
5

何本咲いても水引草の花であり
6

笑っても沢庵漬けは噛み切れぬ
7

重ね着の中に女のはだかあり
8

ちなみぬふ陶淵明の菊枕
9

遠山に日の当りたる枯野かな
10

プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ
11

古池や蛙飛びこむ水の音
12

石臼の今は踏み石処暑の風
13

金剛の露ひとつぶや石の上
14

戦争が廊下の奥に立つてゐた
15

蛍の闇に途切れし軌跡かな
16

青蛙おのれもペンキぬりたてか
17

春更けて諸鳥啼くや雲の上
18

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
19

桐一葉日当りながら落ちにけり
20

鳳仙花いつも何かに怯えおり
21

老いゆくを罪と思はず百日紅
22

梨食ふと目鼻片づけこの乙女
23

薄氷の吹かれて端の重なれる
24

蝉の朝愛憎は悉く我に還る
25

とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな
26

梅雨のポストより達筆のはみ出せり
27

百色を使い果せり濃紫陽花
28

夏惜しむ岩場に残る潮だまり
29

子の話して別れたる晩夏光
30

赤い椿白い椿と落ちにけり
31

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり
32

暗黒や関東平野に火事一つ
33

一樹なき小学校に吾子を入れぬ
34

水草生ふ後朝のうた昔より
35

水脈しるく曳きて晩夏のひかりとす
36

マロニエの香り漂う夜のカフェ
37

相逢うて飯食う疲れ遠花火
38

水母にもなりたく人も捨てがたく
39

かなかなや師弟の道も恋に似る
40

蝉丸忌半日鈍く京にをり
41

颱風の息づく雨は篠つけり
42

死化粧して水色桔梗なりぬ
43

アルプスの澄む空すすき抱えゆく
44

ぜんまいののの字ばかりの寂光土
45

この道の富士になりゆく芒かな
46

六月を奇麗な風の吹くことよ
47

わが恋は人とる沼の花菖蒲
48

やり羽子や油のやうな京言葉
49

夏空を高枝鋏傷つける
50

どの子にも涼しく風の吹く日かな


2024年11月11日 07時05分更新(随時更新中)
 

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