現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年9月20日のデイリーキーワードランキング
1 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
2 | かつて馬車駆りし胡同の春惜しむ |
3 | 水枕ガバリと寒い海がある |
4 | 霜夜子は泣く父母よりはるかなるものを呼び |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | せきをしてもひとり |
7 | 人のもの質に置きけり暮の秋 |
8 | 曼珠沙華あつけらかんと道の端 |
9 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
10 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
11 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
12 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
13 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
14 | 口むすぶ鯉みて帰る秋彼岸 |
15 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
16 | 塵取にはこびて藍を植ゑにけり |
17 | みづうみへこころ傾く葛の花 |
18 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
19 | メルヘンの馬車が空翔ぶ大花野 |
20 | 秋晴の運動会をしてゐるよ |
21 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
22 | 曼珠沙華抱くほどとれど母恋し |
23 | たまゆらの命惜しめと銀杏散る |
24 | 蛍火や疾風のごとき母の脈 |
25 | 老い支度秋思を真ッ先に捨てる |
26 | 海に出て木枯帰るところなし |
27 | ものの種にぎればいのちひしめける |
28 | 花楓紺紙金泥経くらきかも |
29 | 吊橋に目尻ひりひり初河鹿 |
30 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
31 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
32 | 星空へ店より林檎あふれをり |
33 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
34 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
35 | コーヒー店永遠に在り秋の雨 |
36 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
37 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
38 | 雨音のかむさりにけり虫の宿 |
39 | 空をはさむ蟹死にをるや雲の峰 |
40 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
41 | こぼれ萩過去と未来を揺らしけり |
42 | 山雀や頬白ければ四十雀 |
43 | 行く我にとどまる汝に秋二つ |
44 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
45 | 夜の秋蹠拭けばこころ足る |
46 | 塵ひとつなき引き波の秋日かな |
47 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
48 | 青春を異国に埋めし冬銀河 |
49 | 夫逝きぬちちはは遠く知り給はず |
50 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
2024年9月21日 13時21分更新(随時更新中)