現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年2月1日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 春暁の腹やわらかき天邪鬼 |
3 | 母逝くや竈の匂ひしたやうな |
4 | 初暦知らぬ月日は美しく |
5 | 百選の水に育ちし水菜かな |
6 | 蝋梅や磨きたりない床柱 |
7 | たましひのたとへば秋のほたる哉 |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | 名ばかりの寒明け今朝の魚市場 |
10 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
11 | あきぐみに陽の匂う風吹き来たる |
12 | 少年の面影眼元 遠雲雀 |
13 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
14 | 死は春の空の渚に遊ぶべし |
15 | ものの種にぎればいのちひしめける |
16 | 大寒の埃の如く人死ぬる |
17 | 帰敬の座寒気膝より頭に拔けり |
18 | 別るるや夢一筋の天の川 |
19 | 夢抱きていでしがハタと秋の闇 |
20 | 寒星や神の算盤ただひそか |
21 | 限りなく降る雪何をもたらすや |
22 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
23 | 虚子ぎらひかな女嫌ひのひとへ帯 |
24 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
25 | 銀河系のとある酒場のヒヤシンス |
26 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
27 | 春曙何すべくして目覚めけむ |
28 | 穭田の緑の哀しく変声期 |
29 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
30 | 風神雷神枝豆の莢を噛む |
31 | 雪霏々と吾が社会主義にも降り積もる |
32 | 山桜雪嶺天に声もなし |
33 | 天の川三途の川を濁らせよ |
34 | 藤棚に藤波なして返り咲き |
35 | 初蝶やわが三十の袖袂 |
36 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
37 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
38 | 子規逝くや十七日の月明に |
39 | 水彩のやうな出血ヒヤシンス |
40 | わらんべの溺るるばかり初湯かな |
41 | 朧夜の五指しなやかに火をつかひ |
42 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
43 | 今日何も彼もなにもかも春らしく |
44 | 雪形の代馬夜毎沢下る |
45 | ゆさゆさと肩の青竹左義長へ |
46 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
47 | 旧景が闇を脱ぎゆく大旦 |
48 | ふるさとは海に溺れよ茜雲 |
49 | 駅伝に蹤いて少年力走す |
50 | 朝靄の 剥がれた扉 高鳴る |
2024年11月13日 15時34分更新(随時更新中)