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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2015年2月5日のデイリーキーワードランキング

1

せきをしてもひとり
2

外にも出よ触るるばかりに春の月
3

入れものが無い両手で受ける
4

百選の水に育ちし水菜かな
5

ものの種にぎればいのちひしめける
6

吹きおこる秋風鶴をあゆましむ
7

嵯峨野路の竹さわさわと春立ちぬ
8

梅二月ひかりは風とともにあり
9

春雷や胸の上なる夜の厚み
10

水枕ガバリと寒い海がある
11

ふくろうに聞け快楽のことならば
12

甘草の芽のとびとびのひとならび
13

天井に日の斑ゆらめく針供養
14

ふっと悪女の匂い天花粉
15

屋上より落下地点を思ふ冬
16

啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々
17

勇気こそ地の塩なれや梅真白
18

生きること一と筋がよし寒椿
19

絵手紙をはみ出している猫柳
20

鶏頭の十四五本もありぬべし
21

名ばかりの寒明け今朝の魚市場
22

流れ行く大根の葉の早さかな
23

ふりむかぬ大勢に射す春の日矢
24

湾曲し火傷し爆心地のマラソン
25

螢籠昏ければ揺り炎えたたす
26

さくらさくら空に別れを惜しむなり
27

秋の暮大魚の骨を海が引く
28

たましひのたとへば秋のほたる哉
29

花つばき火は凍点をかがやかす
30

追伸に春一番と俳句馬鹿
31

うつむきて歩く心や蓼の花
32

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
33

ひとひらの凍てつく闇を子が炎やす
34

炎天の遠き帆やわがこころの帆
35

紅梅や枝々は空奪いあひ
36

海に出て木枯帰るところなし
37

豆まきの豆もてあます齢かな
38

裏道のこの静けさよ寒四郎
39

雪解けの川が本気になっている
40

金木犀の音満ちてゆく夜明け
41

春の雪触れたるものの色に消え
42

雪はげし抱かれて息のつまりしこと
43

降る雪や玉のごとくにランプ拭く
44

学問のさびしさに堪へ炭をつぐ
45

しんしんと肺碧きまで海の旅
46

俎板の月日を刻むにしん漬
47

山々の藍重ねたる秋思かな
48

万緑の中や吾子の歯生え初むる
49

坊泊り夏霧漉して朝の鐘
50

梔子の実の熟しをり法の庭


2024年11月11日 06時58分更新(随時更新中)
 

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