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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2015年5月16日のデイリーキーワードランキング

1

せきをしてもひとり
2

たんぽぽや日はいつまでも大空に
3

外にも出よ触るるばかりに春の月
4

箸置きに涼しく箸の横たはる
5

大干潟みち潮尚もつづきおり
6

冬菊のまとふはおのがひかりのみ
7

若夏の波止場余生を放りあげ
8

寒林を鳥抜け象形文字のまま
9

橋ふたつ越えたあたりの薄暑光
10

枯山水うるほしゆくや花の雨
11

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
12

匙なめて童たのしも夏氷
13

野仏の屈みを直し風薫る
14

腹底に逆波起つる青嵐
15

青蛙おのれもペンキぬりたてか
16

わが恋は人とる沼の花菖蒲
17

しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上
18

てのひらの水の珠玉よ青葉騒
19

炎天の空美しや高野山
20

扇風機働き羽根を見失う
21

熾る火に向かう面や薪能
22

梨咲くと葛飾の野はとの曇り
23

男運悪かったのよ氷いちご
24

透きとおる八十二歳浜昼顔
25

春雷や胸の上なる夜の厚み
26

幼な等の集えば走り薄暑光
27

夏木立天空ささえゆるがざり
28

余花の雨かの人に会うためほしい
29

こぶしの芽今日また更に天を指す
30

伸び過ぎのアスパラガスほどな粗忽
31

安曇野や窓近くまで田水張る
32

夏蜜柑いづこも遠く思はるる
33

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
34

紅葉散る地蔵ひたすら真顔なり
35

水郷の闇を押し上げ牛蛙
36

自画像をふせたるままに新樹光
37

全滅の碑に諸葛菜来て咲けり
38

日向ぼこここらが良かろお地蔵様
39

蒼天に描く一文字鯉のぼり
40

青葉木菟父情疑うこと言わず
41

ぼうふらの考へ込んでまた沈む
42

鍬先減り旧知の梅雨闇そこここに
43

麦秋の中なるが悲し聖廃虚
44

ずる休み蛍袋に隠れましょう
45

たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ
46

睡蓮のほとり明るしこぬか雨
47

雷鳴に暴れ出したる鯉のぼり
48

青空から汚染受ける酒臭の胸
49

磨崖仏千年が過ぎ蝶が過ぐ
50

麦秋や紙飛行機は戻らざる


2024年9月21日 13時32分更新(随時更新中)
 

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