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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2015年6月9日のデイリーキーワードランキング

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せきをしてもひとり
2

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
3

いなびかり北よりすれば北を見る
4

月光ほろほろ風鈴に戯れ
5

万障が鉢合わせして濃紫陽花
6

水の地球すこしはなれて春の月
7

しんしんと肺碧きまで海の旅
8

赤い椿白い椿と落ちにけり
9

青蛙おのれもペンキぬりたてか
10

どの子にも涼しく風の吹く日かな
11

梅雨入りの囁き羅漢石の耳
12

おそるべき君等の乳房夏来る
13

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
14

薄氷の吹かれて端の重なれる
15

百色を使い果せり濃紫陽花
16

滝落ちて群青世界とどろけり
17

桐一葉日当りながら落ちにけり
18

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
19

金剛の露ひとつぶや石の上
20

跳箱の突手一瞬冬が来る
21

祭笛吹くとき男佳かりける
22

ひつぱれる糸まつすぐや甲虫
23

古池や蛙飛びこむ水の音
24

外にも出よ触るるばかりに春の月
25

戦争が廊下の奥に立つてゐた
26

鰯雲人に告ぐべきことならず
27

たんぽぽや日はいつまでも大空に
28

算術の少年しのび泣けり夏
29

わが恋は人とる沼の花菖蒲
30

邪を戒め香る梅の花
31

夏燕ななめ45度の空
32

啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々
33

暗黒や 関東平野に 火事一つ
34

冬蜂の死にどころなく歩きけり
35

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
36

毎日は静かに澱む金魚玉
37

咳をしても一人
38

しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上
39

月のまわり真空にして月見草
40

プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ
41

冬菊のまとふはおのがひかりのみ
42

狛犬の漫ろ歩きも春の夢
43

北国はいまも流刑地閑古鳥
44

露の玉蟻たぢたぢとなりにけり
45

沙羅の花捨身の落花惜しみなし
46

匙なめて童たのしも夏氷
47

冬深みゆくほど旨き底魚
48

干藷の噛めば噛むほど人の味
49

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
50

摩天楼より新緑がパセリほど


2024年11月13日 14時56分更新(随時更新中)
 

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