現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年6月27日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
3 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
4 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
5 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
6 | いなびかり北よりすれば北を見る |
7 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
8 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
9 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
10 | うろたへて母の影ふむ小暑なり |
11 | ちるさくら海あをければ海へちる |
12 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
13 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
14 | しばらくは蛹の時間 MRI |
15 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
16 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
17 | 青芒一痕として生まれしか |
18 | オリーブは眠れる木なり野分だつ |
19 | 別れ来て冬の鏡におのれ恃す |
20 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
21 | 初空を鳴きひろげたる鴉かな |
22 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
23 | 新緑と深緑の間のラブレター |
24 | 少年の影連れ歩く糸トンボ |
25 | 咳き込めば我火の玉のごとくなり |
26 | 裳裾よりひろがり消えし夏ありき |
27 | 踏絵の地風に散りゆく草の絮 |
28 | 大寺を包みてわめく木の芽かな |
29 | あたたかな紋様満てる麓かな |
30 | 竹の葉騒は冴ゆる眼鏡に數知れず |
31 | 凌霄花ちからなきものひしめいて |
32 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
33 | シナリオに脱線つづく老いの春 |
34 | 時計屋の時計春の夜どれがほんと |
35 | 重ね着の中に女のはだかあり |
36 | 治まらぬ乱れに閻魔夏バテす |
37 | はらからや甚平ゆかた下駄の音 |
38 | 風波を追ふ風波や花菜畑 |
39 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
40 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
41 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
42 | 凩の果はありけり海の音 |
43 | ときどきは鱗を見せて虎が雨 |
44 | 春寒の百済観音の裳裾かな |
45 | 爛れ熱した岩に向つて盛夏の餉 |
46 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
47 | 端居して濁世なかなかおもしろや |
48 | 早乙女の憩ひの色に杉木立 |
49 | 木枯やこのごろ多き阿世の徒 |
50 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
2024年11月11日 07時08分更新(随時更新中)