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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2015年11月7日のデイリーキーワードランキング

1

せきをしてもひとり
2

達治の忌下駄は素足がよかりけり
3

すばらしい乳房だ蚊が居る
4

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
5

禁断の恋もあるでしょ ななかまど
6

宝船皺寄つてゐる目覚めかな
7

菜の花がしあはせさうに黄色して
8

枕三つ叩いて寝れば宝船
9

雪降れり時間の束の降るごとく
10

玉の如き小春日和を授かりし
11

墓のうらに廻る
12

がんばるわなんて言うなよ草の花
13

知らぬ間に蕗の芽がでる柿畑
14

天窓に宇宙船見え良夜なり
15

漬物桶に塩ふれと母は産んだか
16

風が研ぐ凍て道の歩の誤たず
17

ふりむかぬ大勢に射す春の日矢
18

重ね着の中に女のはだかあり
19

やり羽子や油のやうな京言葉
20

着飾りて水陽炎の中にゐる
21

海鞘を食う禿頭の顎よく動く
22

万緑の中や吾子の歯生え初むる
23

頬杖の一人を残し紅葉燃ゆ
24

海鳴りを鎮めて春の月まろし
25

外にも出よ触るるばかりに春の月
26

霜柱突き拔け宇宙のニュートリノ
27

桐一葉日当りながら落ちにけり
28

案の定魔がさしている烏瓜
29

葦の穂や滑走路昃り吾等帰る
30

渋滞は分岐点より夕ざくら
31

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
32

虞美人草猫がお辞儀をして通る
33

帰るのはそこ晩秋の大きな木
34

道のべに牡丹散りてかくれなし
35

口むすぶ鯉みて帰る秋彼岸
36

暗りをともなひ上る居待月
37

走り根は怒りの動脈春時雨
38

降る雪や明治は遠くなりにけり
39

戸口より櫓田見ゆる平和かな
40

夕闇に父のしはぶき聞きゐたり
41

鵙鳴けり工場金属音の中
42

冬めくや人の話の腰を折る
43

まつさらな空気鬼の子ぶら下がる
44

杭ひとつあれば迷はず秋落暉
45

をととひのへちまの水も取らざりき
46

大寺を包みてわめく木の芽かな
47

吹雪かれて見知らぬ人の後に蹤く
48

もう逢えぬ距離なり釣瓶落しかな
49

庭いじり冬眠の虫揺り起こす
50

今年竹空をたのしみはじめけり


2024年11月11日 06時46分更新(随時更新中)
 

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