現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年2月13日のデイリーキーワードランキング
1 | 天地水明あきあきしたる峠の木 |
2 | 凩や海に夕日を吹き落す |
3 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
4 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
5 | 車にも仰臥という死春の月 |
6 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
7 | 囀りや鉈匂うまで研ぎ澄ます |
8 | 百代の過客しんがりに猫の子も |
9 | 追伸に春一番と俳句馬鹿 |
10 | せきをしてもひとり |
11 | 夕方の影あいまいに春障子 |
12 | 墓のうらに廻る |
13 | 途中から怖い記憶になる末黒野 |
14 | 寒月光どこ曲っても妻がいる |
15 | なにほどの快楽か大樹揺れやまず |
16 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
17 | 鯨より小さかりけり捕鯨船 |
18 | ひらかなように男がやってくる |
19 | 日と月と紫雲丹の上に逢う |
20 | 恋猫の恋する猫で押し通す |
21 | 月一輪凍湖一輪光あふ |
22 | 拾いたる葉と暮れてゆく夏の旅 |
23 | 日に舞うて凱歌のごとし鷹柱 |
24 | 古茣蓙の花いっぱいにうとうとす |
25 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
26 | 白梅のあと紅梅の深空あり |
27 | 雪山のたそがれにこそあこがるる |
28 | 地吹雪と別に星空ありにけり |
29 | 乱心の王となりたる大櫻 |
30 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
31 | 鶴舞ふや日は金色の雲を得て |
32 | ままならぬ三寒四温の余生かな |
33 | いなびかり北よりすれば北を見る |
34 | おちついて死ねそうな草萌ゆる |
35 | 卵割るように銀河を渡りけり |
36 | いくさあるな婆芽木の雨愛でている |
37 | 春は名のみ晩年と言ふ身の構へ |
38 | ひとむかしふたむかしとてうすらひぬ |
39 | 渓の風かわし燕の一閃す |
40 | 鳥屋の鳥よ暮れゆく街を眺めをる |
41 | 関東ローム層身構えていかのぼり |
42 | 秋の水水琴窟の音となり |
43 | せせらぎの音のしてゐる猫柳 |
44 | 蟹の体位ひらいた傘に時流る |
45 | 水仙を際立たせいる日向かな |
46 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
47 | 北窓を開けば遠見の毛野の国 |
48 | そら豆はまことに青き味したり |
49 | 光らねば冬の芒になり切れず |
50 | 黒凍みの道夜に入りて雪嶺顕つ |
2024年11月11日 06時47分更新(随時更新中)