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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2016年2月14日のデイリーキーワードランキング

1

ふりむかぬ大勢に射す春の日矢
2

鮎の背に一抹の朱のありしごとし
3

鰯雲人に告ぐべきことならず
4

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり
5

初風呂や花束のごと吾子を抱き
6

梅二月ひかりは風とともにあり
7

鮎かかり来しよろこびを押しかくす
8

春雷や暗き廚の桜鯛
9

還らじの人指折りて花朧
10

立冬のことに草木のかがやける
11

日々重く声も大きく梅ふふむ
12

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
13

大空に羽子の白妙とどまれり
14

水枕ガバリと寒い海がある
15

せきをしてもひとり
16

遠山に日の当りたる枯野かな
17

勇気こそ地の塩なれや梅真白
18

さくらさくら空に別れを惜しむなり
19

チョコレートひとつで一日楽しくなる
20

膝に来て模様に満ちて春着の子
21

寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃
22

秋の航一大紺円盤の中
23

頬骨の出るまで歩き菜の花忌
24

追伸に春一番と俳句馬鹿
25

仏性は白き桔梗にこそあらめ
26

白梅のあと紅梅の深空あり
27

忌を修す本堂脇のこぼれ萩
28

魚城移るにや寒月の波さざら
29

風邪の夫婦ぐずぐずといる山の家
30

いつ逢へば河いつ逢へば天の川
31

天地水明あきあきしたる峠の木
32

あけぼのや泰山木は蝋の花
33

約束を明日にあずけ春に病む
34

あたたかな雨が降るなり枯葎
35

かもめ来よ天金の書をひらくたび
36

鷽替へて藷羊羹を土産とす
37

早春の光を撥ねて鳥*翔ちぬ
38

去年今年貫く棒の如きもの
39

心経の硯の一滴 初光
40

冬菊のまとふはおのがひかりのみ
41

嵯峨野路の竹さわさわと春立ちぬ
42

蒲団はね尻叩きたる母はなし
43

ある日より笑ひはじめし名なき山
44

会合の不義理を二つ春の風邪
45

しんしんと雪降る空に鳶の笛
46

春風や闘志いだきて丘に立つ
47

初富士にかくすべき身もなかりけり
48

雪嶺のひとたび暮れて顕はるる
49

夕方の影あいまいに春障子
50

逃げ水を追う老体の力こぶ


2024年11月11日 06時58分更新(随時更新中)
 

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