現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年2月17日のデイリーキーワードランキング
1 | 日々重く声も大きく梅ふふむ |
2 | 海に出て木枯帰るところなし |
3 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
4 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
5 | 藩候の墓所の箒目夕笹子 |
6 | 水枕ガバリと寒い海がある |
7 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
8 | デフォルメの月が残りぬ春あけぼの |
9 | 馬遠し藻で陰洗う幼な妻 |
10 | 在るという朝のはじまり花三分 |
11 | 田植女のまろび寝ふかし荒筵 |
12 | 猫柳不倫の恋を許しをり |
13 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
14 | 雑然と休耕田に春北風 |
15 | かまくらへゆつくりいそぐ虚子忌かな |
16 | せきをしてもひとり |
17 | 放浪の水を集めて田水張る |
18 | かたまつて薄き光の菫かな |
19 | 緊張の糸が解れて春炬燵 |
20 | 青高原わが変身の裸馬逃げよ |
21 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
22 | 御本尊阿弥陀露座仏花あかり |
23 | おちついて死ねそうな草萌ゆる |
24 | 噴火口にもつとも近き若緑 |
25 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
26 | にんげんにも旬といふもの花三分 |
27 | いつせいに柱の燃ゆる都かな |
28 | 蓑虫よ父よと鳴きて母もなし |
29 | 利根堤大の字で聞く春の音 |
30 | 頬骨の出るまで歩き菜の花忌 |
31 | 立冬のことに草木のかがやける |
32 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
33 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
34 | 大寒の胸こそ熱き血の器 |
35 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
36 | 金星ロケットこの日燦燦とパンむしられ |
37 | 肱川のけあらし半端じゃない白 |
38 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
39 | 原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ |
40 | 明るさは海よりのもの野水仙 |
41 | わが胸にすむ人ひとり冬の梅 |
42 | 易々と還暦通過 東天紅 |
43 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
44 | 寒月をまたぐに惜しき潦 |
45 | 詫助の白もて仏もてなさん |
46 | すかんぽや子牛の名札耳につけ |
47 | 野遊びの二人は雨の裔ならむ |
48 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
49 | いづへにも行かぬ竹の子薮の中 |
50 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
2024年11月13日 15時34分更新(随時更新中)