現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年9月20日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 牡丹百二百三百門一つ |
3 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
4 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
5 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
6 | 曼珠沙華あつけらかんと道の端 |
7 | せきをしてもひとり |
8 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
9 | 子の髪の風に流るる五月来ぬ |
10 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
11 | 引く白鳥声を打ちゆく赤い月 |
12 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
13 | 風立ちて星消え失せし枯木かな |
14 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
15 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
16 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
17 | 春光の眼球に入る万華鏡 |
18 | 冴返る一刀彫の鷹の爪 |
19 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
20 | 草負うて男もどりぬ星祭 |
21 | 体育祭雲押し上げる熱気あり |
22 | 折鶴をひらけばいちまいの朧 |
23 | 海に出て木枯帰るところなし |
24 | 霜柱俳句は切字響きけり |
25 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
26 | 露草も露の力の花ひらく |
27 | 人類さみしこの晴れを藪蘭咲いて |
28 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
29 | 雨粒のときどき太き野菊かな |
30 | 鳥渡る北を忘れし古磁石 |
31 | Nを指しつづける磁石薔薇園に |
32 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
33 | 善男が少女に呼ばる赤い羽根 |
34 | 空といふ自由鶴舞ひやまざるは |
35 | 虫しげし四十とならば結城着む |
36 | 方丈の大庇より春の蝶 |
37 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
38 | 長濤を以て音なし夏の海 |
39 | 芋の露連山影を正しうす |
40 | すすきゆれゆきつくところあるべしや |
41 | 豊かなる年の落穂を祝ひけり |
42 | こぼれ萩過去と未来を揺らしけり |
43 | 秋雨の瓦斯がとびつく燐寸かな |
44 | あなたなる夜雨の葛のあなたかな |
45 | 鳴く蟲のただしく置ける間なりけり |
46 | つきぬけて 天上の紺 曼珠沙華 |
47 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
48 | 甲高く鬼は居ないよ芋名月 |
49 | 大鮟鱇触つてみれば女体かな |
50 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
2024年9月21日 13時32分更新(随時更新中)