現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年9月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 万物の一塵として年迎ふ |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | 月光のおもたからずや長き髪 |
5 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | 背泳ぎの空のだんだんおそろしく |
8 | 花馬酔木一と粒づつ吾れ一と日づつ |
9 | せきをしてもひとり |
10 | 向日葵の蕊を見るとき海消えし |
11 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
12 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
13 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
14 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
15 | 咳をしても一人 |
16 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
17 | 大落暉今に点火の枯すすき |
18 | 大賢は大愚に似たり生身魂 |
19 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
20 | 霧月夜美して一夜ぎり |
21 | 身ほとりに風湧く思ひ更衣 |
22 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
23 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
24 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
25 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
26 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
27 | 白樺のまれにはななめ秋晴るる |
28 | 暗く暑く大群集と花火待つ |
29 | 生ゴミの煩悩詰めて梅雨に入る |
30 | ややありて流れはじめし雛かな |
31 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
32 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
33 | 麦車馬に遅れて動き出づ |
34 | 一片のパセリ掃かるる暖炉かな |
35 | 教会の婚礼の日よ燕来る |
36 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
37 | 医療費の抑制試案夜寒かな |
38 | 渓流の風のもてなし新豆腐 |
39 | 寒林に骨なるやうな風立ちぬ |
40 | 年を以て巨人としたり歩み去る |
41 | 十六夜の竹ほのめくにをはりけり |
42 | 春寒し水田の上の根なし雲 |
43 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
44 | 黄泉に来てまだ髪梳くは寂しけれ |
45 | 一瞬を束ねて冬のすみれ咲く |
46 | 波音の由比ケ浜より初電車 |
47 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
48 | 蟻地獄見て光陰をすごしけり |
49 | 雲仙のゴルフの原の青き踏む |
50 | 白露や死んでゆく日も帯締めて |
2024年11月11日 07時10分更新(随時更新中)