現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年1月13日のデイリーキーワードランキング
1 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
2 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
3 | 水枕ガバリと寒い海がある |
4 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
5 | 子規逝くや十七日の月明に |
6 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
7 | せきをしてもひとり |
8 | 寒晴やあはれ舞妓の背の高き |
9 | 冬耕の土裏返す雀どち |
10 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
11 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
12 | 海に出て木枯帰るところなし |
13 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
14 | 石垣より始まりゆきぬ冬の城 |
15 | 幹太き松の真上や寒満月 |
16 | しんしんと寒さがたのし歩みゆく |
17 | 頂きし椿咲きそむ義仲忌 |
18 | 着飾りて水陽炎の中にゐる |
19 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
20 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
21 | ものの種にぎればいのちひしめける |
22 | 家族写真一人増やして実南天 |
23 | 酉年の酉の街ゆきはぐれけり |
24 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
25 | 凩や海に夕日を吹き落す |
26 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
27 | 邯鄲の鳴く夜は耳を三つにす |
28 | 白鳥百羽津軽の空を明るうす |
29 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
30 | 風景の過去に分け入る遠霞 |
31 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
32 | ああ小春我等涎し涙して |
33 | 夕顔の一つの花に夫婦かな |
34 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
35 | 遺言は寒月光の中に置く |
36 | 潮曇松の根方の花火殻 |
37 | 寒さとは茶碗に箸を添えること |
38 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
39 | すみれ野に罪あるごとく来て二人 |
40 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
41 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
42 | 山鳩よみればまはりに雪がふる |
43 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
44 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
45 | 天龍のひびける闇の凍豆腐 |
46 | 大寒のむらぎも音のして曲る |
47 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
48 | 冬枯の中を流るる水の照り |
49 | 七変化今は何色恋の色 |
50 | マリが住む地球に原爆などあるな |
2024年9月21日 13時32分更新(随時更新中)